本作品は、1996年製作のアメリカ映画。

ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ヴァル・キルマー、ダニー・トレホ、ナタリー・ポートマンなど、豪華出演陣で贈る、クライム・アクション。

そのストーリーは以下の通り。


ファインダーの向こう側-HEAT

ロサンゼルスで大きなヤマばかりを狙うニール・マッコーリー(ロバート・デ・ニーロ)率いる犯罪グループは、ハイウェイで現金輸送車を襲い多額の有価証券を盗み出すが、新顔のウェイングロー(ケヴィン・ゲイジ)が警備員の一人を射殺してしまう。


ニールは仕方なく口封じのために他の警備員も始末して逃走する。
逃走成功後、ウェイングローの行動に怒りを覚えたニールは人気のない駐車場で彼を始末しようとするが、一瞬の隙を突かれ逃げられてしまう。


次にニールは、資金洗浄のプロであるヴァン・ザントに盗み出した有価証券の交換取引を持ちかけるが、取引現場に現れたのは殺し屋だった。
ニールはその刺客を射殺し、ヴァン・ザントに宣戦を布告する。


一方、ロサンゼルス市警警部のヴィンセント・ハナ(アル・パチーノ)は、犯人グループのうちの一人のニックネーム「スリック」というわずかな手がかりからニール率いる犯罪グループのひとりを割り出すことに成功する。
そして、市警はヴィンセント指揮の下、秘犯罪グループの他のメンバーも特定していき、次のヤマで現場を抑える準備を進める。


上映時間171分という長尺のため、あらすじも長くなるのでこの辺りで止めておくが、ストーリーよりもハードボイルドな二人、ニールとヴィンセントのせめぎ合いが凄い。
独自の犯罪哲学を持つニール役のロバート・デ・ニーロがとにかく渋く、家庭を顧みないヴィンセント役のアル・パチーノの演技が光る作品。評価は★★★★☆