本作品は、1998年製作のアメリカ作品。

少年ネロと愛犬パトラッシュの運命を描いたアニメ「フランダースの犬」の実写版。

イギリスの作家ウィーダが19世紀に書いた児童文学が原作となっている。

そのストーリーは以下の通り。


ファインダーの向こう側-犬


父親のいないネロは、2歳の時に母親を失い、郊外の村に住むおじいんさんに預けられる。
二人は、村の農家から預かった牛乳を町まで運んで売ることで細々と生計を立てていた。
ある日、ネロは道端で瀕死の状態の労働犬を見つけて家に連れ帰り、母のミドルネームである“パトラッシュ”と名づける。
パトラッシュは、二人の献身的な看護のおかげで元気を取り戻し、ネロとパトラッシュは固い友情で結ばれていく。


ネロには絵の才能があり、彼はいつかルーベンスのような画家になることを夢見ていた。
ガールフレンドのアロアをモデルに絵を描き、コンクールに出品するつもりでいた。一位になって奨学金を手に入れ、絵を本格的に勉強するためだ。
しかし、おじいんさんの死後、ネロに放火の疑いがかけられ仕事が減少、その結果、家賃を払えず、家を失うことに。
唯一の望みは絵画コンクールであったが…。


結末を知っていても涙してしまう作品。評価は★★★★★