ちまたで話題になっている映画を観てきた。
「チョコレートドーナツ」

シネスイッチ銀座など、ミニシアター数ヵ所でしか上映されていないようだけど、題材が題材だからしょうがないか。
でも、差別と偏見を扱った感動作なので、多くの人に観てほしい映画だとは思う。

内容を一言でいうと、ゲイのカップルと、母親の愛情を受けずに育ったダウン症の少年との血の繋がりを越えた家族愛を描いた作品。

ダウン症の少年マルコが好きなもの。
“ハッピーエンドのおとぎ話”
話をせがむマルコの笑顔と彼の境遇のギャップに胸が締めつけられる。

また、シンガーを夢見るショーダンサー、ルディ役のアラン・カミングがいい。
“あんたらが気にも留めない人生だ”(予告編に出てくるセリフ)
この言葉にはしびれた。“本気の優しさ”が秘められている。

彼がラストで歌い上げる、ボブ・ディランの名曲「I Shall Be Released」、これが特にいい。
歌の力ってホントすごいと思う。

気になる方は、まず予告編をどうぞ↓