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いとぽんの『メモのすすめ』

新潟県からこんにちは。
出張本屋をしている、店主いとぽんの徒然日記。本の屋台と古いトランクをもって、次はどの街にいこうかな。

12月に入ったので、冬に読みたい絵本をご紹介!

 

ロブ・ルイス作『はじめてのふゆ』ほるぷ出版

 

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主人公は、ヘンリエッタという小さななねずみ。

 

今年の冬は、はじめてひとりぼっちで過ごします。

 

冬を越すために、せっせとお家の食料の準備を整えていくのですが色んなハプニングが。

 

その度になんとかしようと頑張るのですが、なぜかまた問題発生!

ちょっとおっちょこちょいなヘンリエッタに、笑みがこぼれるような物語です。

 

森の中のお家にはウクレレのような楽器も置いてあり、長い冬を越すための楽しみも万端。

 

ページをめくる度に、何ともノスタルジックな絵が目に飛び込みます。

絵の雰囲気は、秋から冬に季節が変わる少し寂しい雰囲気にぴったり。

 

お子さんでも、じっくり絵をみたくなるような絵本なので、手に取って読んでみてください。

 

 

いとぽん

 

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新潟県長岡市にある、1日1組限定の一軒家の貸し切り宿。

ブックコーナーの本は、いとぽんがセレクトした新刊・古本が並んでいます。

お泊りの方は本を読んだり、購入することができます。

 

NEMARU stay&discovery

宿のHP:NEMARU~stay&deiscovery~

「…ん?なんて書いてあるか読めないぞ…?」

 

と思って、ページを開くのを諦めるのはまだ早い!

 

 

 

 

今日紹介するのは、ドイツの著名な作家、アリ・ミットグッチの絵本。

 

大きな絵本に文字はなく、色彩豊かな絵は細かく書き込まれていて、まるで異国の街を旅しているような気分になります。

 

登場する人を数えると50人以上はいるので、大人が開いてもその日の気分でどの人が気になるか変わってきます。

 

それぞれの人の物語を空想しながら読むのもよいかも。

 

文字で物語が描かれていない分、自分で考える余白があり、子どもたちが読んでも想像力が掻き立てられるので、こういう絵本がとっても好きです。

 

この絵本は他にもシリーズになっていて、海や牧場、遊園地など、色んなテーマがあります。

 

なかなか入手しにくい絵本ですが、コレクションしたくなります。

 

奇跡的にどこかの本屋さんで見かけた方は、「読めないぞ」と諦めないで、手に取ってみてください!

 

 

いとぽん

 

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新潟県長岡市にある、1日1組限定の一軒家の貸し切り宿。

ブックコーナーの本は、いとぽんがセレクトした新刊・古本が並んでいます。

お泊りの方は本を読んだり、購入することができます。

 

NEMARU stay&discovery

宿のHP:NEMARU~stay&deiscovery~

 

おや?夜の庭から声が聞こえてくるような気がする・・・・?

 

新潟県長岡市の片田舎に住んでいるのですが、夜になると裏山から

「ホーホー、ホーホホー」という謎の生き物の声が聞こえてきます。

 

調べてみると、フクロウの鳴き声らしい。

 

特に空気が澄んでくる秋の夜はよく聞えてきて、耳を澄ませているうちに

ぐっすり眠ってしまっているなんてこともしばしば。

 

 

今日紹介する1冊は、そんな生き物たちの声が聞こえてきそうな詩です。

 

 

 

 

工藤直子『版画のはらうたⅠ』

 

鳥やカマキリ、四季折々の植物や動物が登場してきます。

 

見開きで読める版画詩集で、開くページ開くページがどれも素朴で懐かしい雰囲気。

 

私は大人になってから初めて手に取って読んだのですが、お子さんでも読める詩です。

 

声に出して読んでみるのも良いかも。

 

秋晴れの日に、公園へお散歩してベンチに腰掛けて読むのもおすすめ。

 

工藤直子さんはたくさんの絵本や詩集を出版されているので、

見かけたらぜひ手に取ってみてはどうでしょう。

 

 

 

いとぽん

 

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新潟県長岡市にある、1日1組限定の一軒家の貸し切り宿。

ブックコーナーの本は、いとぽんがセレクトした新刊・古本が並んでいます。

お泊りの方は本を読んだり、購入することができます。

 

NEMARU stay&discovery

宿のHP:NEMARU~stay&deiscovery~

 

 

 

雪国・新潟県長岡市の街に佇む、一軒家の宿。

 

 

 

私がコロナ禍真っ只中に初めてお客として泊まりに来た時は、

「なんと落ちつく場所なんだ!よく眠れる!」とビックリしたのを覚えている。

 

そして、その後に新潟県新発田市から長岡市に移住して、夫が営むこの古民家一軒宿の

ブックコーナーを担当することに。

 

 

 

宿のHP:NEMARU~stay&deiscovery~

 

宿といっても、泊まれるのは1日1組だけ。

 

冬はこたつでミカンを食べたり、春から秋は外のハンモックでのんびり過ごしたり。

 

自分の家とはまた違う、第2の実家みたいな感じの場所なのです。

 

ゆっくりとした時間を過ごすお供の本を、コツコツ選んで並べています。

 

そんな宿にある本を、今日から紹介していきたいと思います!

 

手始めに紹介する本は、『ねるね 創刊号』

おやすみ前にスマホを置いて、のんびり読むのにぴったりなマガジンです。

 

 

 

 

ひとりをたのしむベッドタイムマガジン。

寝る前の一人の時間にぱらりと開くのがおすすめ。

 

この本は左開きでも右開きでも読める、両A面の本。

イラストレーターの原田治さんの描く表紙も、とっても可愛らしくて◎

 

中を開くと、おやすみ前に心を落ち着けてくれそうな詩や短編集が。

 

気合をいれて「よおし!さあこれから本を読むぞっ」と力まなくてもよい、

心地よい文が流れてきます。

 

また、体の疲れをゆっくりほぐすセルフマッサージの話もあって、

1日の締めくくりにフラットな気持ちと身体になれそう。

 

今回は創刊号なので、次号の発行も楽しみです!

 

いとぽん

 

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一軒家宿NEMARUのブックコーナーの本は、新刊・古本が並んでいます。

お泊りの方は本を読んだり、購入することができます。