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 神戸に行くと足を伸ばすのが、王子動物園です。もう、十年以上通っています。花見もかねて久しぶりに訪れました。


 この動物園で有名なのはパンダ。昨年、不幸な麻酔事故で、一頭が亡くなりましたが、残りの一頭は元気で安心しました。ただ、ここに来ると、パンダが白と黒だという既成概念がぶっこわれます。

黒と茶


 これが正解です。(笑)


 そして、こちらも先日訃報が届いた象。


 ずっと以前来たときに、仲のよさが際立っていたマックとズゼの子どもが生まれ、「オウジ」と命名されたという話は聞いていましたが、その後調子が悪くずっと闘病生活を送っていたことは知りませんでした。それが、先日亡くなったとのこと。四歳五ヶ月だったそうで、飼育員さんや関係者の方のご心痛を推察するに、はかり知れないものがあります。


 あれだけ仲のよい二頭のことですから、次の機会もあるでしょうが、パンダの麻酔事故も人工受精に関してのものだったことも思い出され、動物の繁殖という、根源的に困難さを抱え持つ問題を改めて考えさせられました。


 それでもまた、必ず来ます。できれば、生まれたばかりのカピバラの子どもたちが、不安そうに両親の後を追っかけているころがいいですね。



 あの光景は、なんとなく人間社会を連想させるものでもあるだけに。(笑)