本当にご無沙汰しています。「ブログはもうやめたの?」という質問も多数頂きました。別にそういうわけではないのですが、何しろ忙しくて、これだけ間隔が開いてしまいました。



 年末は本当に多忙を極めていました。冬期講習は、例年と全く同じ。特に渋谷会場では、校舎では入りきらないために、外部会場を借りてという盛況ぶりでした。参加してくれた生徒たちは、既にセンターも終えて、残すは2次試験のみ。



 東大特進の生徒たちのセンターの結果が事務から届きましたが、国語の平均点は極めて優秀。ここに書けないのが残念ですが、こんなに取ったの?と言いたくなるほどの出来です。後は、2次試験に向けてうまく最終調整してくれれば、というところです。現代文をやり過ぎないことも重要なポイントの一つです。(笑) 予備校講師のなかには、自分の担当する科目を強引に推す人がよくいます。横で聞いていて、くだらないアドヴァイスをするものだなあと思ったものです。


 合格のためには、総合点を最大化することが大切ですから、大切なことは、ゴールから逆算して、全体のバランスと優先順位を見誤らないことです。僕が担当する現代文は、今までしっかりやって来た生徒が、直前に大きく伸びるとは考えにくいので、ほどほどにして、他の科目に時間を回した方がよいなと思っています。もちろん、個人差の大きな問題なので、それぞれの適切なバランスを慎重に策定してほしいですね。



 加えて、本業以外にも、年末・年始はテレビ局にいる時間も長かったですしね。(多くの方に、「年末・年始、テレビに出ずっぱりでしたね」と言われましたが、こちらとしては、そんなに出ていたつもりもないんですが、やはり、そう見えましたか?)



 ただ、ブログを書く時間を一番奪っていたのが、これ↓。





 特に、年明けからは、ズーーーーーーーーーっと、原稿を書いていました。


 完成したのは、ニューヨークに向かう飛行機の中。最後の原稿を送るために、機内のWi―Fiを申し込み(なかなかのお値段ですね 笑)、文字通り空から編集者に送りました。


 上に写真が出ている三人の、飛びきり腕のいい職人さんの協力のもと、ようやく完成しました。移動時間や、休み時間のすべてを注ぎ込み、どんなに忙しくても絶対に睡眠時間を削らない僕が、今回だけは、寝る間も惜しんで書き上げました。(そうしないと、とても出版できそうになかったものですから。) 冬期講習を優先するために、いったん休止していた講演会を再開したことも、忙しさに拍車をかけました。この1月だけですでに、東京はもちろん、福島、和歌山、札幌、松山、福岡、長野等々を駆け回ってきました。マイルがとんでもないペースで増えています。(笑) だから、この1月は、ちょっと座ると、無意識のうちに寝込んでいるというほど、疲れ切った状況だったんです。




 ただ、改めて感じたことは、僕は文章を書くことが本当に好きだということです。体力的には極限状況でしたが、それでも書いていること自体は、楽しくて仕方ありませんでした。


 アマゾンによると、2月12日発売とのこと。はっきり言って、自信作です。皆さまもよろしければ、ぜひ。


 さて、実は今ニューヨークにいます。


 もちろん、これも仕事です。ただ、ご存知の方も多いと思いますが、何しろニューヨークは「観測史史上最大のブリザード」に襲われています。ニュースでは、「後々、この2015年のブリザードはすごかったと
孫たちに伝えることになるだろう」というフレーズが流れたほど。



 全員に、外出を控えるようにというエリアメールのようなものが届き、現地時間の一昨日は午後11時以降の車による外出は、罰金というほど緊迫した事態でした。



  ニューヨークJFK空港を離発着する空港便は全便欠航。移動できなくなったせいで予定は大幅変更を余儀なくされました。


 しかし、肝心の雪の状況はと言えば、たしかに、一昨日の夜はかなり降りましたが、そんな「観測史史上最大」と言うほどのものではありませんでしたねえ。


 だから、スタッフは、あれこれ策を練ったのですが、さまざまな施設が閉鎖されてしまって、どうにもならず。



 その結果として、対応策を苦慮して会議を続けるスタッフを尻目に後目(しりめ)に、僕自身は、2015年初の真の休日が実現しました。しかも、ニューヨークで。本当なら、予定がビッシリ入って、とても休養など取れるはずはなかったんですから、不思議なものです。



 そんなわけで、セントラルガーデンを散歩し、







  

  


  5番街でのんびり買物した後、ホテルに戻る途中に「カーネギーホール」の前を通過。








 



 夜は、スタッフと人気のステーキ店、「ウルフギャング」に。このお店は、本当に日本人が多いですね。


 優秀なスタッフたちのことですから、このピンチを上手く乗り切って、最終的には、素晴らしい番組に仕上げてくれることと、僕は信じています。詳しいことは、今は書けませんが、解禁されれば、またそのときに。






  これは,着いた直後に撮ったもの。確かに、非常に寒かったものの、雪は全く降っていません。それが、あんなふうに豹変したんですから、たまったものではありません。


 今回の教訓―冬に、ニューヨークに行くな。


 ニューヨークは、やはりヤンキースの試合があるときに行きなさい、という天の警告だったのかもしれませんね。(笑)


 帰りの飛行機は、なんとか無事に飛びそうです。つかの間の休息も、どうやら昨日一日で終わりで、再び日本での爆忙モードに突入です。


 今年もよろしくお願いします。(遅っ!)