【鈴木邸】ありがとうございました【春の探書会2018】 | お散歩日記

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路地裏、バラック、長屋、昭和の香りがする飲食街、遊郭赤線跡地、廃墟、古い町並み、山奥・・・・そんな場所を訪れては下手糞な写真を撮っております。

 去る四月十四日、十五日両日と静岡鈴木邸春の探書会へ参加させて頂きました。当日は春の嵐が近づいているとの予報で、天候が心配されておりましたが大きな天気の崩れも無く、鈴木邸では古書好きな方々が集い穏やかな時間が流れておりました。

 

 

 

 「禁断のお宝拝見!」と題された拙コレクションのカストリ雑誌を並べた上でのトークイベントも無事に終了。ご多忙中にも関わらず足を運び会場を盛り上げて頂いた多くの皆様、鈴木邸当主鈴木藤男様、関係者の皆様には只管感謝申し上げる次第であります。静岡あべの古書店店主鈴木大治様による卓越された話術を以ての司会進行は、拙い放言を繰り返す小生、大いに助けて頂きました。ありがとうございました。

 

 

 会終了後も、SNSを通じて来場された方、前回前々回とお運びになられた方、静岡県内の遊里史を調査されている方等々、多くの方々と愉しく有意義な語らいの時間を共有。ジャンルは違えども、とある骨董品を蒐集されているご婦人より、蒐集した品々の有意義な活用法に関してご教授を賜りました。曰く、コレクションは只自宅へ眠らせているだけだと勿体ない、と。此度得た諸々の情報は後学の為にも大いなる糧となりました。

 

 

 亦、本題へ入る前に意気揚々と、「カストリ酒」に関する(何処かから聞きかじった・・・)講釈を垂れたのであります。終了後にお話しした紳士より「粕取り酒もカストリ酒も良く知っていますよ。ウチは長いことお酒と共にずっと商売をしていますからね」と微笑みかけられ、本職の方の前で鼻息荒く滑稽な講釈をご披露してしまったこと何とも赤面の至り、不惑を迎えて今猶惑わされていることが露呈してしまった次第であります(苦笑)

 

 

 「カストリ文化」を介しての人や良書との限り無く繋がる邂逅、此処で語り尽くせぬ程の面白さがあります。繰り返しになりますが、此度は允にありがとうございました。

 

 

四月吉日 花町太郎 拝