今井が昔やってたBLOG
昔書いたやつなので色々とお許し下さい。
Amebaでブログを始めよう!

大変お久しぶりです。

 

1年半も放置し、ログインにも一苦労したこのブログですが、アクセス数にビックリです。

 

この2年間くらいは、びるめし事業の方で忙しくさせて頂いており、トレーナー業はおろか、自分のトレーニングも全くできませんでした。身体も明太子みたいになり、新たな自分を知ることもできました。明太子は大好きです。

 

ですが、ここ最近はおかげさまで徐々に時間も作れるようになってきて、自分のトレーニングを再開できたと共に、トレーナー業や講師業も再開していこうと諸々準備しているところでございます。

 

ということで、心機一転このブログもお引越しし、自主トレブログも新たに再開していこうと思います。

ついでにSNSのおさらいも。

 

note「超筋肉系管理栄養士」

https://note.mu/dousatraining

 

自主トレブログ「筋肥大日誌」

https://jima-base.hatenablog.com/

 

Twitter

https://twitter.com/Muscular_RD

 

 

引き続きの方も、はじめましての方も、今後ともよろしくお願いいたします。

本当は「セット間インターバルは何分が正解か」ってだけで本1冊かけるくらい多岐にわたるので、一つの記事で語れることなんて、たかが知れているわけですが、しょっちゅう聞かれるので、考え方のポイントだけ書いてみます。

 

まず、論点としてハッキリさせるべきなのは「何分なのか」ではなく「回復させるのかさせないのか」というところ。

.

となると、次に論議されるべきなのは「そのセットでどのくらい追い込むのか」ということ。ここがとても重要で、「追い込む=きつい、吐き気、めまい、失神」みたいなイメージされることが多いですが、そういうことではなく、「筋肉がどのくらい追い込まれているのか」ということを考えなければなりません。ヘロヘロになっていても、筋肉はほぼ無傷、なんて症例(?)はごまんとあります。我々の出番ですね。しっかり必要量の追い込みを「筋肉に」与えたうえで、身体はまぁまぁ平気、というのが理想的なトレーニングでしょう。

 

では、筋肉を追い込むには何が必要か?これは「技術」です。どのスポーツも技術を習得しようとか向上しようという発想になるのに、筋トレだけは「技術」という視点で捉えられることがとても少ないですね。素質が凄くあったり、重いのやってたら勝手に発達してくれた部位とかはそれでいいわけですが。

 

1セット臨むにあたっても、なぜその速度なのか?なぜそこで終えるのか?目安回数は?使用テクニックは?トップは?ボトムは?メンタルブロックは?グリップは?重心は?重心点は?呼吸は?腹圧は?などなどなどなどなどなどなどなどなどなどなどなど、簡単にでもこのくらいのことは全て理由付けがされ、コンセプトが明確になっていなければなりません。

 

で、何分休むのか、は、その種目でどういう反応を引き出したいのか、によって答は変わります。

 

1分インターバルで行う場合、
〇生理的にはあまり追い込まない、または技術的に追い込めない、
〇4~5セット目で筋必達に必要な刺激量に到達するよう1セットの強度が調整されている
〇物理的にどのくらい効かせているのか、またはセットごとに物理面での攻め方を変える

 

あたりがポイントとなり

 

3分インターバルで行う場合は、
〇メンタルブロックをどのくらい外せるか
〇モーターユニットの参加率をどのくらい高められるか
〇特にストレッチポジションでどれだけ発火頻度を高められるか

 

あたりがポイントとなります。海外のプロは1分インターバル中強度メガアイテムで攻めることが多いですね。これもハッキリ理由があるわけですが。

 

また目的が筋肥大のみならず、ミトコンドリアを増やしたい、血流を増加させたい、血管を増やしたい、などでも変わってきますし、筋肥大においても、サイズアップなのかディティールアップなのかでも取り組み方は違うものになりますよね。

 

結局のところ、何分ありきではなく、筋肉がつけば何でもいいわけで、セット間インターバルはあくまで手法の一つです。1分対3分の研究結果なんかをろくに分析もせず真に受けることが一番問題。いつも言っていますが、思うように筋肉がつかない人は、プロテイン買うより先にトレーナーをつけるべきですね。

 

ちなみに、筋肉をつけたければ、という話であって、好きにトレーニングを楽しみのなら何だっていいですよね。戦略的にやりたい方の参考になれば幸いです。

 

https://cuoreonlineshop.com/mct-oil/

 

こんにちは。久しぶりのFBコピペブログ更新です。

 

ケトジェニックダイエットを指導させてもらっている方が↑のリンクを目にしたようで、「長鎖脂肪酸って摂っちゃいけないのでは?」や、その他いくつか質問頂いたので、書いてみます。

 

長友選手が生理的ケトーシスで生活しているらしいことは少し前に書いた気がしますが、そんな長友選手が広告塔を務めるMCTオイル。「よそ様のやり方や意見には自分からはケチ付けない・・・直接ケンカ売られない限りは。」の活動理念に乗っ取り、この記事をディスる気は0ですが、MCTオイルを効かせるためには前提としてしっかり糖質を制限しなければならないことを一応まず言っておきます。説明のために。

 

長鎖と中鎖の違いとは、善玉なのか悪玉なのかではなく、文字通り鎖(=炭素骨格)の長さの違いです。連なる炭素が10個までの脂肪酸が「中鎖」と定義されています。

 

しかし、構造ではなく、脂肪燃焼工場(ミトコンドリア)に入るために許可証(カルニチン)が要るかどうか、という機能上の違いもあります。

 

長鎖脂肪酸は、許可証がなければ工場には入れないのに対して、中鎖脂肪酸は顔パスでサッと入ることができます。だからこそ素早くエネルギー化される、ということなのです。余談ですが、カルニチンサプリメントを飲むということは、許可証をばらまいているわけだから、そこらの長鎖たちがより多く工場に入れるようになる、というわけです。

 

しかし、やや面倒なのが、ココナッツオイルの主成分であるラウリン酸。ラウリン酸は炭素数12の脂肪酸。つまり構造上の分類では中鎖ではないのですが、特別に許可証なしに工場に入ることができるため、機能上は中鎖っぽく代謝されます。ということで、ざっくりココナッツオイル=中鎖脂肪酸、なんて言われてるわけです。タウリンにはカルボキシル基が無いので定義上はアミノ酸ではないけれど、ぽいのでアミノ酸と呼んじゃっている、ようなもの、でしょうか。

 

結果、長鎖脂肪酸(肉とか卵の普通の脂肪)も、たっぷりの糖質と共に取り込まなければ、決してそれそのものが健康に悪いわけではない、ということ。

 

ちなみに脂肪酸の炭素数は国家試験に必ず出ますね。来年はスペイシーさんで会場借りて管理栄養士国家試験対策セミナーやりたいです。国試控えた方々は今ぐらいから大変になりますね。

 

(画像はネットより拝借)

 

 

高タンパクかつ低カロリー、また低糖質、そして保存料などの添加がない、筋肉にとって最適な栄養価を実現した食事を、外で調達するのは難しい・・・

 

また、毎日それらを調理するのは時間的にも、とても大変・・・

 

海外のプロビルダーたちは口々にこう言います。

 

「キッチンにいる時間が最も長く、そして大変だ」

 

と。

 

だからこそ、海外ではトレーニーを対象としたミールプレップデリバリーがとても流行しています。

 

そして・・・

 

この度、国内唯一の超筋肉系管理栄養士が全工程を監修した、ストック型ミールプレップデリバリー「びるめし」がスタートします!!

 

本格始動は9月1日より、

 

そして、8月一杯は、先行予約販売を実施し、全品15%オフで提供させて頂きます!

 

「びるめし」が、トレーニーの食生活を変えていきます。

 

是非ご利用下さい!

 

びるめし公式サイト

びるめしInstagram

びるめしTwitter

 

追加情報は追って各所で告知させて頂きます。

 

「セレノプロテインP」とは、勉強熱心なトレーナーさんであれば聞いたことあるでしょうが、2010年に発見された肝臓から分泌されるタンパク質です(※1)。名前からわかる通り、ミネラルのセレンを多く含みます。

 

2010年に、Cell Metabolism という科学誌に、このセレノプロテインPが糖代謝異常を引き起こし、糖尿病になりやすくさせてしまうという論文が掲載されました。当時から論文読みをライフワークとしていた私は、この時に「セレノプロテインP」を知ったんだと思いますが、確か、このタンパク質自体が発見されたのはもっとずっと前で、それまでは抗酸化作用などを持つ良いタンパク質だ、って思われていたものが(wikiでは今でもそうなってますね)、実はとんでもない悪者だった、ということで話題になったものだと記憶しています。

 

さておき、今年に入ってまたこのセレノプロテインPについて目にすることがありました(※2)。内容は、セレノプロテインPが、AMPKのリン酸化や、PGC-1αの発現を抑制したりすることで、運動の効果を強力に減弱させてしまう、とのことでした。セレノプロテイン欠損マウスでは、走行限界距離が2倍に伸びたということです。これは運動指導者であれば絶対に知っておくべきでしょう。

 

しかし、この発表の最後は、「じゃあセレノプロテインPを阻害する薬を作れば、運動の効果も増強され、糖尿病も良くなるよね」といったところに着地しており、「今後に期待」といったニュアンスで締めくくってあるわけですが・・・。

 

どうなんですかね・・・。個人的に、そういうことでは無いと思うのですが。日本の医療に物申す、ってわけじゃないけれど、悪いものがたくさん出たなら抑えればいい、というのは本質ではないですよね。薬の主作用と副作用を天秤にかけ、その人にとって、主作用の必要性が副作用のマイナス面を明らかに凌駕するのであれば、薬を飲む、って選択になるわけだけど、我々運動指導者のアプローチの方向性は、そうではないですよね。

 

とりあえず、セレノプロテインP対策には、EPAが良い、ってのはわかっているようなので、やっぱりフィッシュオイルは必須ュオイルですね。

 

いや、フィッシュオイルだからヒッシュ・・・

 

おもしろすぎてすいません。

 

以上、あまり役に立たない記事でした。

 

※1 

A Liver-Derived Secretory Protein, Selenoprotein P, Causes Insulin Resistance

 

※2 

Deficiency of the hepatokine selenoprotein P increases responsiveness to exercise in mice through upregulation of reactive oxygen species and AMP-activated protein kinase in muscle