今回から、前のプロジェクトですが、2005年6月にオープンした居酒屋「おさかな処 磯の家」のお話です。
「磯の家」は、大阪あみだ池筋に面した位置にあります。当時、周りには事務所がほとんどで、他に飲食店はあまりありませんでした。オーナーの川村さんと初めて現場を見に行った時、現状のファサードがあまりにもクローズで、店がある事自体気付かないくらいでした。実際、その後、夕方や夜に何度か現場を見に行ったのですが、やはり前の道を歩いている人は、店に気を止めないといった様子でした。

磯の家01

改装前の外観の写真。

また、道路からすぐに扉を開けてお店に入るという導線も大変気になりました。

磯の家02

改装前の入口の扉。

そこで、限られた予算だったのですが、外壁の大半を撤去して、新しくファサードを創る事にしました。外から店内の賑わいを感じる事ができますが、中に入ると外の視線は気にならない程よい透明感にコントロールする案を提案させて頂きました。

つづく

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