出窓からユウが降りた後、
ふたりがやってきました。
茜ちゃんは下の道路から反射した光が
天上を行き交うのを見ています。
「寒くなったわー」と
おじいちゃんとおしゃべり。
そこへユウが戻ってきました。
出窓が狭い。
ユウが無理矢理ふたりの間にぐいぐい。
割り込みご注意願います。
あ〜あ〜、茜ちゃんを押し退けて、
やりたい放題。
とうとうおんぶしちゃった。
いくら末っ子といえども
甘えるにもほどが……
とうとう茜ちゃんの堪忍袋の緒が
切れてしまいました。
ピューッと逃げ去ったユウに、
関係ないコー太まで怯えています。
普段は優しいお姉さんも
怒らせたら怖いのです。
「仏の顔もカンロ飴なの〜」
「あたしならお尻引っ掻いてやるわ」
「オイタが過ぎて嫌われちゃったら
たいへんだよ。
陽水、盆に玉置とデュエットなのら」