父が末期癌で余命僅かと言われ、ひとりで日本に緊急帰国したのが昨年の11月中旬。


年を越せるか… と言われていた91歳の父は多くの人に見守ってもらいながら奇跡的に生き延びている。心もお顔も美しいケアマネジャーさんは「家族のチカラですね」と言い微笑む。


家にいたいという父の願いを叶えるべく頑張って介護していたが、症状は確実に進み、3月に入ってホスピスに入所しなければならなくなった。今は桜が見える川沿いのホスピスの一室で穏やかに過ごしている。


父は介護士さんや看護師さん達にハンサムだと言われると言いニコニコする。オムツをつけていることも忘れてあせるそんなことを言う父が可笑しくてつい撫でたくなる。


今回の帰国ではほとんど外出はしていなかったが、実家からそう遠くないカフェを少しずつ探索していた。


まずはこちら🪴

上差し美術館併設の素敵なカフェで、中学時代からの友達と喋りっぱなしのランチ。カフェの周りを小さな電車が走るので、小さな子供たちは大興奮音譜


上差し昭和な母の私が「クリームソーダを飲んだ♡」と喜んでメールしたら、マレーシアにいる長女がコメダのクリームソーダを描いて送ってくれた。あぁ一緒に飲みたい…汗


上差し以前からインスタでフォローしていて是非行きたいと思っていた静かな可愛いカフェ。ほうじ茶チーズケーキがとっても美味しかった。


20代の頃にロンドンにある学校のCPE(ケンブリッジ英検)のクラスで一緒だった大切な友達とたくさん話して和んだ午後。また行きたいなコーヒー


上差し大好きな北欧カフェで高校時代からの親友と美味しいコーヒーをいただく。


久し振りだったけど、やっぱり落ち着く素敵な場所。ここに来ると地元に帰って来たなとホッとする。


上差しこのカフェのフレンチトーストが絶品❗️

イギリスやマレーシアで出会った大切な友達(戦友)とここで再会して久し振りにたくさん笑った。ありがとね♡



築98年の有形文化財の建物の一階にあるカフェ。ずっと行きたいと思っていたので、ある日ふらりと一人で入ってみた。


素敵な初老のオーナーさんは私の高校の先輩でもあり、地元を愛する方で話が弾んでとても楽しい時間を過ごせた。中をいろいろ見せていただいて昭和をずっしり感じた。木の温もりってこういうことを言うんだね…


お酒が全く飲めない残念な私は素敵なバー巡りには縁がないけれど、こうやって日本に帰って来てもカフェに寄っては生き返っている。


余命僅かな父を思い心が休まる日はない。

精神的に参ってしまう日もある。


でもこうやって何度でも会いたい友人がいてくれて、何度でも訪れたいカフェがある。


おめでたい私は今日も何か目に見えないものに向かって「ありがとね」と言う。