日本に滞在することが多くなり、離れて暮らす娘達とビデオコールする以外は英語ネイティブと話すことはほとんどなくなった汗


会話力は筋肉と同じで、毎日少しずつ努力すればちゃんと目に見えてついてくるが、サボれば光速でどこかに消えてしまう


地味にシャドーイングをするとか、アプリを使ってAI相手に日々練習


無理あせる


「そうだ、ネイティブ相手に会話のブラッシュアップが出来るオンラインコースを始めよう!」


システム、料金、クチコミなどを参考に比較検討してネイティブ講師だけが在籍するCamblyを選んだ。(Cambly提供の記事ではありません)


正直なところ、Camblyはあまりにも英語系YouTuberとのコラボが多く胡散臭く感じていた。


さまざまな国籍と資格など多種多様なバックグラウンドを持つ講師の “自撮り紹介動画” と自己紹介文を参考に選ぶシステムはとても良いと思う。


私は性別年齢経験に関係なく魅力を感じるアクセントの講師と話したいと考えていた。


プロフィール写真と動画に出てきた姿がかなり違っていたり、やたらとテンションが高かったり、やる気がなさそうだったり、高学歴と華麗な職歴を前面に出しすぎていたり、モテようと頑張っていたり… いろいろなんだと思った。


世界中で市民権を得つつあるマッチングアプリ(英語ではdating app)ってこうやって会いたい相手を探すんだろうかと思ってクスッとなった。


講師の自己紹介動画をさぁ〜っと見ていくと、秒で「縁がない」と思う講師もいるが、第六感が働くのか「ビックリマーク」と思うのも3秒かからない。そしてそういった講師を選ぶと、ほぼ間違いなく良いレッスンが提供されてお互いにお気に入りの講師と受講者となる。


さすが適当に生きてきたワタシ

調べまくるくせに最後の決断は勘ひらめき電球


よくわからない最初の数回はこんな条件でフィルターをかけて選んだ。


出来ればイギリス英語

出来れば女性

出来れば同年代

英語教授法(TESOL, TEFL, CELTA

 修了証保持者


4TEFLは私が今年に入って数ヶ月かけて取得したもので、資格ではなくて120時間の英語教授法コース(私はオンライン)の修了証だ。


ネイティブ対象のコースなので、極めていない私にはしんどくてしんどくて… 最後のエッセイが認められて修了証が届いた時は本当に嬉しかった。


(TEFL = Teaching English as a Foreign Language 外国語としての英語教授法。英語圏以外の国で、英語が母語でない人に英語を教えられる)


アクセントでフィルターがかけられるので、私のようにイギリスが大好きだったら、ブリティッシュアクセントの講師を選ぶことが出来るのは有難い。


優秀な講師は根気良く探せば結構いると思う。相性の良い講師に出会えるチャンスは根気と運次第かもしれない。


ポルトガルに住むイギリス人女性講師は同年代で元理学療法士さんでTEFL保持者。毎回爆笑で話は止まらない。賢い彼女の口からは試験勉強だけしていたら出会えない素敵な単語や表現が出てくる出てくる。


今ではかなり個人的な話もするようになり、ありがたいことに粋なボキャブラリーは増える一方だ。


最近出会った20代半ばのイギリス人女性講師は日本に来てまだ半年ちょっと。娘のように可愛いので心配にもなる。真面目なわりには冒険心旺盛でひとりでふらっと旅に出たりする。


ある日彼女は(太字の単語はそのままで)エマ・ワトソンのようなポッシュな英語でこう言った。


オッポンだから、イケップーロからカルーザーに行ったの。アマサーヤに登ったのよ」


あなたは一体どの惑星に行ったの?


と思うほどわからなかったが、もう一度聞いてみたらピンと来た


Do you mean… you went to Karuizawa from Ikebukuro and climbed Mount Asama as it was the Obon holiday?

(お盆休みだったので、池袋から軽井沢に行って浅間山に登ったってことかな?)


Exactly! It was really fun 

(そうそう!すっごく楽しかった♪)


さすがワタシ。マングリッシュに20年以上揉まれて生きてきた甲斐はあったようだ。


継続はチカラなり


語学は本当にこれに尽きる。

日本滞在が長くなると、途端に流暢さに欠けてしまうし、過去に覚えたいくつもの英語らしい表現もするりと抜けていく。


久し振りに日本に戻り「私はどんな人達のためにどんな風にチカラになれるだろう」と考える。


国際結婚をして、海外で出産・子育てをして、娘ふたりをインター校に行かせた経験は珍しいものではない。いろいろな国籍の友人がいることも驚くことではない。


英語力はと言えば…

ケンブリッジCPEに合格したのも遥か昔で、いわゆる満点講師の方達と同じ土俵には到底上がれない。


ただ様々な国籍の人達といろいろなシチュエーションにおいてコミュニケーションをはかってきた。苦労も多かった。


多人数ではないが「英語を今年こそはなんとかしたい」と言う駐在員の奥さまたちや「英検に合格して志望する高校・大学に入りたい」と頑張る子供たちの背中を押してきた経験もある。


誰かのチカラになれるんだろうか…


皆さんの願いは何ですか?


「流暢に話したい」

「海外で働きたい」

「外国人と楽しく話したい」

「英語で映画や本を楽しみたい」


ChatGPTの精度もどんどん上がり、英語学習に利用してもどんな難題にも答えてくれそうだ。


今の私はAIより個性豊かな人達と温度を感じながら話すことを楽しんでいる。しかし、これからAIと共存しながらの世界はどうなるんだろうとワクワクすると同時に不安でもある。


教える側に新たな能力が求められるんだろうな


あなたはどんな先生に出会いたいですか?



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