ストーリーは、あの有名な『天と地と』が原作の川中島の戦い。

上杉謙信と武田信玄による頭脳合戦。

 

莫大な製作費を投入したゴージャスな映像です。

監督は角川春樹。

 

映像に関しては、物凄くクリアーです。

カナダの滝の映像では虹が見れてしまうほど。

四季折々の美しい風景は、風景だけ見ていても美しい。

 

何千人というエキストラを使い、壮大な戦いぶりは圧巻!

史実的にはそんなことあったかなとも首を傾げてしまうこともありますが、

女武者の八重、諏訪神軍の女太鼓奏者など、今まで見たことのない合戦場の風景は

それはそれで、面白いかもしれません。

 

血生臭い戦いとは無縁な舞台を演出しています。

歴史とは違うと低評価にされてしまっていますが、まあこういう作品もあって

いいのかなと思います。

 

ただ敢えて言うなら、主人公の景虎のイメージや信玄の人柄とか、思いや情熱が

きれい過ぎて、人間味が現れていないところです。

人物の感情が伝わって来ないので、何となく感動が薄れてしまった感があります。

 

パッケーが美しくても、そこにいる人物がメインで伝わってこないと、

お飾り人形のようになってしまう。

 

川中島合戦を観るというよりは、映像の美しさを観ると言った感覚でいいのかも

しれないです。

 

川中島古戦場には、二人の武将の銅像が今も勇ましく佇んでいます。

海の武将謙信は、山の武将信玄に塩を送り合う仲だったと伝えられています。

 

 

 

 

 

景虎

榎木孝明

(えのき たかあき、1956年1月5日 - 俳優水彩画家鹿児島県伊佐郡菱刈町(現:伊佐市)出身。

 

彼の実家である榎木家は寛政の頃には大地主であり、

小触(こぶれ:藩からの命令を村落に伝える役目)をしていた。

しかし、孝明の祖父の代に山師からの金鉱山開発の儲け話に乗ってしまい、

金を得る事が無いまま全財産を失い菱刈を出る。

ちなみに、菱刈鉱山は祖父が掘った坑道の100m下にある。

 

孝明の父、孝志は吉松に住んでいた兄を頼り、師範学校に通うも、

榎木家の稼ぎ頭同腹の長男が結核で死亡した為、卒業を待たずに代用教員になる。

更に徴兵されて台湾に渡るが、そこで結核に倒れ、回復するも兵器の修理要員となり

前線に出ることなく終戦を迎えた。

 

ちなみに、孝志が最初に配属された部隊はフィリピンで大勢の犠牲者を出しており、

台湾に居る間に榎木家の男子は結核や戦場で孝志の父の前妻の次男を除いて死亡した。

戦後は吉松で教員になり、赴任先の学校で台湾で自分を看病していて恋仲になった

女性の姉と出会い、彼女の方から好意を寄せられ、彼女の血判付きの恋文を、

居候先であった先述の腹違いの兄の嫁が宛て先を確認せずに封を切ってしまった上に、

それを孝志本人の手に渡す前に親戚近所に触れ回った事もあって、

孝志は彼女と結婚することになった、という。孝明が生まれた後に孝志は菱刈に土地を買い、

そこに移住した

幼少の頃は、独りで絵を書くのが好きな目立たない大人しい泣き虫だった。

しかし、そんな息子の軟弱さを許せない父親から厳しく鍛えられたという。

その一環として習った薩摩示現流は玄人の域。流派の教えは芸能界に入ってからも生きており、

「どんな仕事でも決して手抜きはしない。言い訳はしない。たとえ自分が悪くなくても全て自分が

引き受けよう。たとえ損をしても後からくる得が大きい」という心構えで仕事に臨むという。

 

鹿児島県立大口高等学校を卒業後、絵が好きだったことから進学した武蔵野美術大学に在学中、

アルバイトで経験した芝居に没頭した。20歳の時に父が肺癌で急死。

1978年劇団四季の研究生になり大学を3年次で中退。四季の同期には声優の速水奨がいた。

1984年連続テレビ小説ロマンス』でテレビデビューを果たし、以来舞台やテレビ、映画、

ラジオ等様々な分野で活躍している。

 

北海道美瑛町大分県九重町鹿児島市アートギャラリーを持ち、画集を出版するほか、

日本各地のみならずインドネパール等の国を旅をして数々の絵を手がけている。

映画『アダン』出演の際、五十嵐匠監督よりあばらが見えるほどの減量を相談され、

15キロも減量したことがある。

 

特技は上述のとおり古武術。現場では共演者・スタッフを気功にて一瞬のうちにひっくり返してみせる

というお茶目な一面もあり、絵画個展のファンクラブ会員限定の茶話会でも、実技を行ったことがある。

テレビ番組で介護に古武術の体術を応用した「古武術介護」を実演したこともある

(インターネットでも画像による解説を行っている)。

 

1995年から、フジテレビ系ドラマ『浅見光彦シリーズ』に主役の浅見光彦役として出演する。

この浅見光彦役は周囲から当たり役であると評されたといい、

同シリーズの原作者である内田康夫も榎木を「新作を書くたび、榎木くんの顔が浮かんで邪魔をする」

と高く評価した。2002年に年齢を理由として榎木自ら浅見光彦役から退くことを表明した際

(後任の浅見光彦役は中村俊介)、内田の希望により2003年からは光彦の兄で警察庁刑事局

である浅見陽一郎役として、引き続き同シリーズに出演している。

 

2015年6月18日、フジテレビの情報番組『とくダネ!』の中で、30日間の不食を公表。

体重を80Kgから71Kgに落とした様子を、自身のフェイスブックで「不食ノート」として公表。

 

テレビドラマ

ロマンス
真田太平記
浅見光彦シリーズ』<フジテレビ版・初代>
35歳の高校生
 

 

 

 

映像がゴージャス!

 

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sleepおすすめ評価

   ハラハラ度   爆  笑爆  笑

   構成度      照れ照れ照れ照れ

   配役度            グラサングラサングラサン

   満足度            ラブラブラブ

   リピート     笑い泣き笑い泣き笑い泣き

   音楽       口笛口笛口笛

 

天と地と (1990)

監督 角川春樹

 

■映画情報 
天と地と (1990年 日本)
 
■内容・ストーリー
永禄四年夏。霧晴れる朝。信玄の前に忽然と一万三千の騎馬兵が現れた。知略と武勇の限りを尽くした戦国時代最大の死闘、川中島の戦いの火蓋が切って落とされた……
■キャスト・スタッフ
榎木孝明、津川雅彦、浅野温子、財前直見、野村宏伸、渡瀬恒彦
監督:角川春樹
■視聴時間
01:59:29

(C)1990「天と地と」製作委員会

 

解説

 原作は海音寺潮五郎の同名小説。上杉謙信と武田信玄による有名な“川中島の戦い”を描いた壮大な戦国絵巻。20億円以上の予算を投入してカナダロケを敢行。監督は角川春樹。天文十七年(1548年)。時代は戦国、下克上の世。越後の長尾景虎、後の上杉謙信は、兄に天誅を加えるなど冷徹な闘いぶりをみせていた。一方、甲斐の国では大きな野望を胸に武田晴信、後の武田信玄が勢力を拡大していた。戦乱の中で非情に徹することができない景虎は苦悩の末に城を捨て修行僧になる。が、晴信の無礼に遭遇した景虎は武田陣打倒を決意するのだった。

 

 

 

書籍で原作を読みたい。