仕事終わり午前中手伝ってもらったお礼

と理由をつけご飯に行く約束をした。

2人で乾杯し食べたいものを注文して食べる。

この料理の味はどうとか、

このお酒がどいうとかたわいもない話。

食事やお酒の好みを少し知れるのがうれしかった。

一時間ほどして明日も仕事だからと

帰宅することになった。

駅まで歩く道のりで茉奈が俺の話をしてきた、

優しい人で良かったと。

少し照れくさくて俺はそんなに優しくないと言い

茉奈も人のこと言えないでしょ?話をすり替えた。

いつもより駅に着くのが早い気がした。

乗る電車が逆方向なのがムカつく。

茉奈のことが心配になり自宅までおくろうか?

と以前と同じように提案してみるが、

 

「心配性だね」

 

と笑顔で断られる。

茉奈だから心配なのだと、自分の中でつぶやく。

本人はまったく気にしていないから困る。

 

「今度私もお世話になっているお礼しないとね」

 

というから、

 

「手料理が食べたい」

 

と言ってみる。

 

「おいしくなくても文句言わないでね。」

 

と言いながら約束してくれた。

心配なのには変わらないから、

家に着いたら連絡するように約束する。

少しでも長く一緒にいたい、

もっと茉奈のことが知りたいと毎日強く思う。

同じ方向に・・・近所に引っ越してしまうか?

とまで思ってしまう。

知り合ってまだ数か月で、

こんなことを思っている自分に一番驚いてる。