「できたよ。おなかすいたでしょ?」

 

「大丈夫よ。楽しみにしてたから。」

 

「お口に合えばいいんだけど・・・」

 

2人でいただきますって食べ始める。

 

「美味しいじゃん。茉奈って料理上手なんだね」

 

「ほんと?よかった(笑)

さっき言ってたけど本当に引っ越すの?

入社の時に今の家借りたんじゃないの?」

 

「うーん、急いで決めたから、

立地とかは気にしてなかったのよ。

良いとこあったら考えようかな。」

 

「そうなんだ・・・良い物件が見つかるといいね。

その時は教えてね?」

 

「その時はね(笑)

茉奈って料理とかできるのに彼氏いないの?」

 

「いたら招待しないよ(笑)

私なんか好きになる人いないからね?」

 

「そんなことないでしょ。

それは周りの人の見る目がないのよ。」

 

「ありがとう。

和君ぐらいだよ?そんな風に言ってくれるの」

 

その後もコーヒー飲んだりしてたくさん話した。

 

「そろそろ電車なくなると困るから帰るわ。

ごちそうさまでした。」

 

「お口に合ってよかったです。送っていくよ?」

 

「それだと俺が来た意味がなくなるでしょーよ。

大丈夫。家着いたら連絡するから。

茉奈も心配性だね(笑)」

 

「和君のが移ったかな(笑)気を付けてね」

 

そう言って和君は帰っていった。