抱きしめてる和君も・・・震えてる。

 

「和君・・・?大丈夫・・・?」

 

「そしたら、翔さんが電話して様子みてみればって。

茉奈の声聞いたらそばに行かなきゃって・・・

強引だったね・・ごめん」

 

「ありがとう。わたし・・・和君の顔見たら・・・。

和君が好きだからそばにいちゃいけないって・・。」

 

「ねえ茉奈?それはあなたが決めることじゃないよ?

俺が決めることだよ?

茉奈・・・俺と付き合ってくれない?」

 

「でも・・・。」

 

「でもは聞かない。

俺がそばにいたいしいてほしい。返事は?」

 

「…ほんとにいいの?また怖くなって・・・

和君に嫌な思いさせるかもしれない・・・」

 

「その時は二人で乗り越えていけばいい。

返事は?」

 

「うん・・・。私でいいのなら・・・。

ありがとう」

 

薫はそっと私を抱きしめて、

 

「ありがとう。これからよろしく(笑)」

 

と言いながら私を気遣うように

優しくそっとKISSしてくれた。