学校へ戻った俺は機嫌が悪かった・・。

 

「翔やん、斗真や風間に情報提供は?

あと先生たちとの・・・」

 

「ニノ、大丈夫。事は遂行中だから。

そういうば斗真たちは?!」

 

「いや、怒るのわかるけど。

ニノちゃんも落ち着いて?」

 

そう言ってる間に斗真たちがきた。

 

「やっと来たか。ところで先生たちの意見は?」

 

「現状での判断は難しい

との意見だな・・・校長は別だけど・・・」

 

「そっか。いじめやそれに酷似した行為には

学校及び生徒会は認めない。

また行為者と付随したものには

厳しく指導及び停学または退学の検討もあり得る

とでもするか。」

 

「翔君さぁ・・すっごく怒ってるでしょ?

提案が辛辣なのよ・・・。

知らせる人にも勇気がいるからね?」

 

「でも、黙ってることのほうが、

苦しいこともある・・・

匿名でもいいから報告できるのは有意義だよ?」

 

「確かにそうなんだけど・・・。

わかったから翔君の意見をもとに

先生方と話してみるよ?それでいい?」

 

「ああ、斗真ごめんな・・。

俺今だいぶ余裕ないわ。

かなり厳しくなるみたいだわ・・・。」

 

「いや、大丈夫。

今はまだ話しできる範囲でも、

超える前に何とかしないとね・・・」