俺たちは少し彼女と話して、

この日は帰ることにした。

 
「あまり長居するのは、
沙羅さんの体にも悪いですから
今日は帰ります。行きますよ?潤くん」
 
「うん・・、沙羅さん明日無理しないでね。
来てくれたら嬉しいけれど、
俺より俺達より自分を大事にして?」
 
 そう言って先に部屋から出た。
 
「明日朝様子見に来ますから・・。
行けそうなら一緒に学校行きましょう?
学校に近くなったら少し離れて様子を見ます。
心配なんで・・」
 
「私はだいじょうぶですから。
気にしないでください」
 
「俺たちのことより自分のことも
大事にしてくれよ・・でないと俺・・・。
まあ、明日な。」
 
そう言って俺も彼女の部屋から立ち去った。
 もちろん翌日約束通り彼女の家には行く。
それは俺が自分自身にたてた誓いと、
思いのままの行動だから・・。