朝は家まで沙羅を迎えに行った。

皆行きたがったけど遠慮してもらった。

誰が彼氏だかわかんないから(笑)

 それに・・・朝は視線を感じないかも

しれないってこともあった。

それでもみんな心配だからって、

学校の最寄り駅から合流するとラインがきた。

前日に言うと俺が断るだろうからってとこかな?

 

 

「おはよう沙羅。昨日は眠れた?」

 

「二宮・・・、かず君おはようございます。

朝からどうしたんですか?」

 

「一緒に行きたいなって。ダメです?」

 

「いえ、そんなことはないですけど・・

わざわざここまで?」

 

「あー?学校だとみんなが邪魔するから(笑)」

 

「そんな言い方(笑)」

 

私の考えは少し甘かったようで

沙羅の自宅から駅の間は

視線も違和感も感じなかった。

駅に着いたとたんに

視線が付いてきてる気がした。

 俺はできるだけ彼女に寄り添った。

目的地に到着してみんなと合流。

潤や相葉さんは、彼女と楽しそうに話してる。

大野さんと翔やんが俺の顔を見て、

空気を察してくれたようで・・・。

 

「にの?大丈夫?」

 

「和、どの辺から?」

 

と話してかけてくれた、

彼女に聞こえないように気を付けながら、

詳しい様子を話した。