それから1週間ほど経つけど状況的に

変化なく過ぎている。

今日は俺も翔やんも委員会があるから、
大野さんと潤君が彼女を送って行く当番。
俺と翔やんも委員会が終わり帰ろうとしたところ、
校門に人がたっていることに気がついた。
 近づいてみると彼女を襲った内の1人のだった。
 
『櫻井、少し時間あるか?』
 
翔やんと私は顔を見合わせた。
 
「お前!何しに来た?
よくここにこれたな・・・。」
 
『本当に反省してるんだ。
お前たち彼女と・・・今井さんと
まだ一緒にいるんだよな?
最近おかしなこととかないか?』
 
「はぁ?!最近って・・お前また何か!」
 
『いや、違う。俺じゃなくて
あいつ・・・、あの女が・・・。』
 
話を聞いてみると、最近は以前のように
あの頃の奴等とは一緒にいないんだが、
噂であの女が逆恨みして何かしようとしてる
と聞いたから気になってここに来たらしい。
彼女に会うのは気が引けたから、
俺たちの誰かに会えたらと思ったら、
俺らがきたと・・・。
 
「そっか、まだ噂みたいなものなんだよな?
何かわかったら連絡してくれるか?
大野さんでもいいし、二宮でもいい。
もちろん俺でもいいから。」
 
『わかった、何かわかったら連絡する。
俺が言えた義理はないのはわかってるけど、
もう傷ついてほしくないって・・・。』
 
「ああ、もちろんそんな思いさせるつもりは
二度とない。教えてくれてありがとう。」
 
俺はその場で別れて、
みんなに翔やんの家に集合するようラインした。