翌日いつも通り仕事をしていた。

今日の彼女の様子が少し気になる・・・。

何かあったのか?ニノも同じように気にしている。

 

「五十嵐、今日の会議の資料できてる?

一度目を通すから1部持ってきて?」

 

「はい、わかりました。印刷してお持ちします」

 

彼女はそう言うと印刷したものを俺に持ってきた。

俺はその資料に目を通すと・・・・

 

「五十嵐ちょっと来て?」

 

「はい、なんでしょうか?」

 

「ここの資料のデータ、間違ってない?」

 

「え?!あ!すぐに訂正します。すみません」

 

「いや、大丈夫。ここだけだから修正して、

必要枚数印刷して準備してくれればいいから。

珍しいね?ただ今度からできた後も確認はして」

 

「はい、すみません。すぐに取り掛かります」

 

そう言うと席に戻り、修正し始めた。

少しすると彼女の周りの女子が話しかける。

彼女はいつも通りにしているつもりだろうけど・・・。

明らかに落ち込んで無理してるのが分かる。

ニノも同じことを思ったのだろう、

俺のほうを見て目で合図をしてくる。