仕事終わりに彼女と待ち合わせ。

 

「お疲れ様。今日は智君とこじゃない店に

行こうと思うんだけどいい?」

 

「お疲れ様です。大丈夫です。楽しみにしておきます」

 

そう言って少し家庭的な雰囲気のイタリアンへ。

 

「ここ美味しいし優しい雰囲気で気にいってるんだ。

 

「あったかい感じで私も好きです」

 

パスタやサラダを注文し、2人で話ながら食べる。

 

「本当においしいです。翔さんいろんなお店

知ってるんですね」

 

「あー、俺料理できないのよ(笑)だから

食事はほぼ外食なの」

 

「そうなんですか?器用そうなのに・・・」

 

「いや、そんな残念そうな顔しないで?」

 

そう言いながら2人でクスクス笑い合い、

食事も終わって店を後にする。

 

「茉奈さん、少しだけ散歩しない?」

 

「食べ過ぎたので、散歩しましょう(笑)」

 

店から少し離れた広場に足を延ばす。

 

「おれさ、茉奈さんに伝えたい事あるんだよ」

 

「どうかしましたか?」

 

「俺茉奈が好きだよ。女性として側にいてほしいし、

そばにいたい。誰よりもあなたの近くにいたんだ」

 

「翔さん?え?いきなりどうしたんですか?」

 

「返事が今欲しいなんて言わない。嫌聞きたいけどね?

でも俺の気持ちは知っててほしかったんだ」

 

「・・いえ、あの・・・私も・・・好きです」

 

「え?あ、ほんと?付き合ってくれますか?」

 

「・・はい、私でよければよろしくお願いします」