オールスターリーグ
先週の金曜日に行われたオールスターリーグを追っかけ再生で見ました。
メンバーは阿部亮平さん、岡田紗佳さん、小田あさ美さんでした。
解説は萩原聖人さん、実況は小林未沙さん。
凄く楽しい対局でした。
その中で、なんで?
という疑問が多かった局面があったので、一応解説をしようかと。
1回戦東1局2本場10巡目
手牌は
一ニ六六八八九九九南南南北
ここに赤五万ツモ
僕はツモ切りしました。
解説の萩原さんも『なんで?分かりません!』と
確かに、ここで北を切れば四、七万でもテンパイ出来ますので、牌効率で言えば北切りが正解ですね。
ただ、六、八万は鳴いていく予定でしたし、ツモっても赤五万を打つ可能性があり、これが間に合わないのが嫌でした。
これが3巡目〜6、7巡目なら北切りしてました。
しかし10巡目、恐らく周りもイーシャンテン、リャンシャンテンの形っぽい。
せめて五万が2人の現物になっていたら残していたと思いますが、全員の無筋。
六、八万を重ねた時に相手からリーチやダマテン、仕掛けが入った後に赤五万で勝負か、降りなきゃいけなくなるのが嫌だったんです。(弱気ー!)
四万引いてのペン三万待ちの満貫も状況次第では当然ありですが、この時はそれよりも赤五万が余剰牌になるのを嫌ったという感じです。(弱気ー!)
まだ四暗刻の可能性がありますから、その時に赤五万が間に合わなくなるのも嫌でした。
後は、ここで赤五万切りすることによって、待ち牌になる可能性のある三、六、八万が出やすくなるといったやらしい?考えもありました。
まあ、そこまで攻めっ気を出す感じでもなく、あの時点で間に合わない可能性の方が高いかなと。
これも局面や点棒状況によっては北切りを選択しますが、あの局面では赤五を残すのが嫌だったんでしょうね。
もちろん、別にこれが正解というわけではなく、攻撃的というよりも守備的だったというわけです。
結果は岡田さんのリーチ宣言牌の六万をポンして、テンパイ取らずの二万打ち。
この時点であんまりあがる気はないですね。
結果的に岡田さんの1発ツモだった5ピンを食い流しましたが、ただの偶然です。
そして問題の南1局15巡目
手牌は
五六七③④⑦⑦⑧11567 ツモ三万
ここで8ピン切り
これはもう7ピンは絶対切らない!というのと(当たるという確信はありませんが)、恐らく残っているであろう1ソーが出たらポンしてテンパイ取りに行くという構想でございます。
当然、テンパったらリーチです!
1ソーは山に1枚生きてる!(これは確信)
五六七のチーをしている、親の阿部さんの現物8ピンを切りました。
そして、問題の次巡、赤5ピンをツモり、7ピンと1ソーのシャボ待ちでリーチ!
下家の阿部さんから1発で1ソーが出ます!
ところがこれを僕はスルー!
またもや萩原さんが『こんなの解説しろって言われても無理!』
結果は流局。
実はこれ、僕が赤5ピンをツモる時に、阿部さんのツモ牌をこぼしてしまったのです。
それがまさに1ソー!
リーチをする予定でしたが、リーチをしないとあがれない手牌。
見えたからリーチをした!という可能性もあるので当然あがれません。
『じゃあリーチしなきゃいいじゃん!』
というコメントも多数ありましたが、
本来リーチする予定だったのを、見えたからといってダマにするのも違う。
7ピンは残っていたのでツモれる可能性はありましたが、仮に7ピンが枯れてたとしてもリーチをしなきゃいけないと。
見せ牌に関しては色々な見解があると思いますが、僕はあがれません。
こぼした自分が悪いのです。
本当に申し訳ないことをしました。(その後も牌をこぼしてましたが)
でも、他の人があがる分には構いません。
僕が勝手に決めているルールなだけです。
そういう麻雀の方が好きなだけです。
他の人がこぼした牌に関しては困ります。
例えば、3.6ピン待ち、4.7ピン待ちを選択出来る場面で次の牌を誰かがこぼしてしまい3ピンが見えたとします。
3.6ピン待ちにすれば確実にあがれる!
でも、自分がこぼしたわけじゃないけど、なんか気持ち悪い!
こういう時は困りますね。
まあ、なるべく見せ牌はしない!ということですね。
そう考えたらMリーグなんか見ててもまず見せ牌なんてありません!
やっぱりプロは違いますよね。