生きているだけで十分 宍倉清則のいまのキモチ -6ページ目

78年の「人間の証明」は映画にはない妹(岸本加世子)がキーポイント。やはり、この話、好きだ

最近、岸本、見たな。寅さんだ。映画に妹は出てこないが、04年のフジのドラマには、やはり、妹(堀北真希)がキーポイントとなる。母親のアリバイを白状してしまう。今回の妹、岸本はもっと強烈な役。これは第1回から面白い。息絶え絶えでエレベーターに乗り込む被害者のジョニー・ヘイワードと同じエレベーターに乗ってしまう。これは考えたね。また、岸本はセリフとは別に「心の声」があるのだが、耳の悪い私には聞こえない。残念ながら、字幕なし。

 

棟居(むねすえ)は林隆三。対立する山路(と思ったら、なぜか草場だった)とのバトルはかなり激しい。殴り合いになりそうなほど。フジの山路は佐藤二朗さんだったので、半分、コミカル。まったく憎らしくない。映画でも、そんなに山路との対立はない。13話のドラマなので、映画にはない、どんなシーンが出てくるかが、楽しみ。映画の八杉とは違い、フジと同じ郡(こおり)。また、エンディングの歌をリリィが。リリィはフジでは郡恭子を脅迫する役で、自殺したあと、幽霊として出る(郡の錯覚だろうが)怖いシーンもあった。

 

それにしても、高峰三枝子さんのいろっぽいこと。この時代、こんなに豊満で、美しい女性はいなかった。言い切れる。稀有な存在。この人のベッドシーンって、たぶん、ないと思う。残念。お風呂に入るCМがぎりぎり。次回の予告では海外出張中に、夫に浮気されるシーンがあるが。逆であってほしかった。第3、4回は1週間後。1週間、待つのもいい。

ブシロードにお願い。正面テレビカメラのリングサイドに、カメラマンを入れないで。メガネのあなたです

福岡国際・初日。オフィシャルで、特別に許可されているのか、事情は知らないが、見たことがない顔なので、地元の何かで、この日だけ入ったような気がする。ほかのプロと比べても、動きが慣れていない。落ち着かない。

 

プロレスのリングサイドのカメラマンにも「暗黙のルール」というものがある。その人は驚いたことに花道がある、中央にまで陣取っていた。こんな非常識、無神経な人、いままでいなかったと思う。いまはカメラマンの人数が少ないので、ほかの3方向でも十分、スペースがある。非常識というか、たぶん、業界を知らないのだろう。

 

それはスターダムにも言える。「ブシロードの舞台作りは素晴らしい」と常々、私は書いてきたし、チケット購入のページを見ると、恐ろしいまでに注意事項がある。それも気持ちよく観戦するためには、いいことだと思う。ならば、リングサイドのカメラマンの管理も徹底してほしい。

 

恐らく、明日も来て、同じ位置にいるだろう。誰も注意しなければ…。

 

上の2試合は見なかった。あまりにも気分が悪くて。明日も同じ位置にいたら、私は見ません。

竹内さん、命日② よく聞かれるんですよ。「宍倉さんがゴングに入ったとき、ほかにスタッフは何人、い

たのですか?」って。答えは簡単。「いません。誰もいません」。えっ!と思うでしょ。でも、いちばんビックリしたのは私自身ですよ。先にウォーリー山口雄介が仕事をしていたが、彼の場合は通訳とかで「誌面作り」には参加していなかった。

 

そうなんです。竹内さん、ひとりで作っていたんです。最初は信じられなかった。でも、明石家さんまが「寝ているところを見たことがない」と家族さえ言う。医者によると「ほとんど寝なくて平気な人」って、いるらしいです。ノースリープ人間。そのさんまより、ずっと前に竹内さんがそうだった。しかも、仕事だけではなく、趣味も多彩。帰宅しても、映画を見たり、いろいろ。「寝る時間が惜しい」としか思えない。

 

だから、私が入ったときは相当、助かったと思いますよ。前の記事のバイト代は原稿とは別に、あくまでも編集部で仕事をするお金。その代わり原稿は家で書きなさい、という。遭遇シリーズ、マニアックス特捜レポート、そして、一部のマニアで「これこそ宍倉さんの真骨頂」という言葉をいただく、ピンクのページ(付録)。ゴングの熱戦譜が遅れていたのは有名。当然、私、やりました。かなり遅れを取り戻したはず。もちろん、校正はするし、グラビアの写真説明はかなり書いていた。こういう編集部で仕事をする分がバイト代。そうだ、メールどころか、FAXもない時代だったので、大御所ライター陣の原稿取りもあった。東スポとか入れるのがうれしかった。

 

いや「助かった」は違うな。その分、ほかのことに時間を費やしていた。全日本のスタッフはよく出入りしていた。ポスターとか作っていたんですよ。ホント、雄介と話していたもん。「竹さん、いつ寝てるんだ?」って。

 

私が辞めたあと、清水君、小佐野君、小林君が入るので、そう考えると、私が「その後の道を切り開いた」のかな、といってもいいような気がする。

 

ゴング・竹内さん、命日。なんと、バイト代の封筒が出てきた! それも竹内さんが書いている!

 

去年は命日にはブログに出せなかった。「Gスピリッツ」登場の報告をしに行ったからで、発売は6月28日。自分の中では歴史的な日。その前に、情報解禁後の22日にこの写真を出した。

 

隠している3カ月は苦しかったなあ(笑)。週刊誌に慣れちゃっているから、月刊どころか、3カ月に1回、発売というのは、かなり長い。次号、我ながら、面白いと思いますよ。もう、書きたくて、書きたくて…。我慢してます(笑)。でも、あと2カ月。案外、その日は早いかも。

 

ゴングでの自分のバイト代の封筒が出てきた。78年だと思うが、5月16、24、25日の3日分で、1万500円。交通費330円。竹内さんの直筆。これ、貴重でしょ。1日、3500円。この3500円は大きかったなあ。

 

 

2012年5月3日、65歳で逝去。その2カ月後に私は週プロを辞めた。

見ていない「人間の証明」が、まだ、あった。78年。母親役は高峰三枝子さん

15時から東映チャンネル。ドラマで2回分を放送。78年。昭和53年。藤波、帰国の年。見てないと思う。フォーリーブスの北公次が岩城滉一の役かな? 我々の世代で、ジャニーズといったら、フォーリーブス。

 

故人を呼び捨てにするのはおかしいとか、そんな議論が前にあったが、私の考えは相手によるというカンジかな。高峰三枝子と呼び捨てにしてもいいのだが、なんとなく、さんをつけたくなる。私が子どものころの母親役ですからね。

 

昨日の自身の記事1位は清宮のシャイニング。5・4両国を前に、わざと書いた。それでもシャイニングで勝負するか?