どうも,BOWです。

 

ちょっとマニアックなテーマになりますが「ボストンを聴く」。

 

ボストン。改めて説明するまでもなく,鬼才トム・シシュルツ率いる唯一無二のサウンドを奏でるバンドです。

1976年,アルバム"Boston(邦題:幻想飛行)"でデビュー。1stアルバムは全米一位にはなりませんでしたが,セカンドアルバム"Don't Look Back",サードアルバム"Third Stage"とも全米一位を獲得。初期の3枚だけでも3000万枚以上の売上を誇るモンスターバンド。

 

発売当時,そのサウンドに接した正直な感想は「なんじゃ,これ!?」でした。聞こえてくる楽器の音が,それまでと全く違う。それまでは,バッキングの楽器と言えば一般的なギター・ベース・オルガンに加え,ストリングスが入るくらいなものでした。ところがボストンのサウンドは明らかに異質。電子的な音を生み出す「シンセサイザー」は"60年代後半に既にビートルズも導入していました。'70年代半ばであれば,ビートルズが使用していたような巨大なムーグシンセサイザーではなく,よりコンパクトなシンセサイザーも登場しています。

 

しかし,アルバムのクレジットには"No synthesizers used(シンセサイザー未使用)"とある。

 

繰り返しになりますが"なんじゃ,これ!?"です。ライナーノーツを読むと,すべてトム・シュルツが作り出した音だという。

信じられない。

 

分厚いサウンド。ブラッド・デルプのハイトーンボイス,アコースティックギターとエレクトリックギターの融合...等,ボストンのサウンドを表現する言葉は多いですが,そもそも曲が良い。サウンド云々以前にメロディーがすっと入ってくる。

 

 

個人的にはファーストアルバムがお気に入りですが,Third Stageも同様にお気に入りです。

ブラッド・デルプと変わらぬハイトーンボイスのトミー・デカーロがボーカルをとるWalk Onもヘビロテで聴いています。

 

トム・シュルツも結構なお歳だと思うのですが,YouTubeでツアー動画が流れており,ご健勝そうでなにより。

 

ちなみにアルバム"Walk On"以降,"Corporate America"と"Life,Love &Hope"の2枚のアルバムを発表しており,商業的にはそれまでのアルバムには及びませんが個人的には気に入っています。両アルバムでは女性メンバーのキンバリー・ダーム(Kimberley Dahme)のボーカルも聴けて新鮮です。

 

結論,どのアルバムでも楽しめます!

 

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