4.7インチと小さい画面。
動画でロンドンの街並みを見た。
綺麗に舗装されたアスファルト。
その両サイドに岩畳の歩道。
更にその両サイドにはレンガ作りの建物が立ち並ぶ。
たまに公園。
いかにも「ボクワタ、ヨーロッパです。」と言った顔立ち。
…もう十分だな。
街の散策をしなくても、ロンドンのドミで見たロンドンの動画で十分だなと。
ただ、この時ばかりは久々に再開したダイチ君も一緒なので、さすがに「寝ながらYouTubeでロンドンの動画見てます!」って言うのはKYと言うもの。
このブログを読んでくれている方は、薄々気付いているとは思いますが、一応言っておきます。
僕、KYです。
それでも重たい腰を上げ、ロンドンのKを吸いに外に出た。
風が強い、寒い。
しかも若干、雨降ってる。
半袖1枚にパーカー。
ジーパンにクロックス。
洗濯をするのが面倒と言った理由で、頑なにいつものスタイル。
足元は1ヶ国目のタイから履き続けているクロックスでして、雨の日なんかは「氷上?」ってくらい岩畳の上は滑ります。
暖かい部屋に帰りたい。
YouTube見ながら寝落ちしたい。
灼熱で混沌としたアジアに戻りたい。
戻ってクラクションの音や、ぼったくり相手に戦いたい。
地下鉄に行き、アジアの宿代1泊分2.80ポンドを支払い向かった先は
バッキンガム宮殿
そして、大英博物館。
大英博物館は入場料が無料で、世界各地の骨董品を目にする事ができます。
写真そんなに撮ってませんが、モアイです。
エジプトのミイラとか、ローマ時代の彫刻など色々ありましたが、やっぱり自国、日本のは見てて飽きませんでした。
大英博物館は入場料、トイレ無料。
早いWi-Fiもあるし寒くないので、また行っても良いなと思いました。
一通り大英博物館を回り、お腹が空いてきたので、ダイチ君と何を食べるか相談。
ご飯がマズイ事でも有名なイギリス。
そんな中でも当たり外れが無いと言われている、イギリスの定番料理フィッシュ&チップス。
それを食べてみようと。
Wi-Fiを繋ぎ調べた所、大英博物館付近に有名なフィッシュ&チップスの店があると言った情報を入手。
ただ、下手にお高い店には入れない。
店のホームページを開き、値段を確認。
フィッシュ&チップス 5ポンド(約953円)
全くもって安くないと、今気付いたんだけれど、イギリスの物価に慣れてしまった僕達は当時「安い!」と思っていた。
そして大英博物館から歩いて10分程。
有名なフィッシュ&チップスの店に到着。
値段は把握しているので、とりあえず席に着きフィッシュ&チップスを頼んだ。
待つ事15分。
フィッシュ&チップス
イギリスに来て初のイギリス料理。
揚げた鱈、揚げたポテト、タルタルソース、レモン。
揚げ物に柑橘系。
初対面にも関わらず「治験に落ちろ!」と言った顔つき。
まずは、何も付けずに1口食べる。
(えっ?味ない…)
テーブルを見渡すとあらゆる調味料。
なるほど、自分で味付けしろと。
まあ、そうだろうと。
適当にタルタルソースや、レモン、塩などをかけて食べる。
最初の7口目くらいまでは、鱈の身フワフワ!
これ美味い!
だったが、それ以降は油。
何をかけても油が邪魔をする。
ただ単に、衣を付けられて揚げられただけの鱈。
その鱈の横で、プカプカ浮いていたであろうジャガイモ。
僕は閃いた!
油っこいフィッシュ&チップスの1番美味しい食べ方を。
まずは、レモンを大根にします。
次に、ポテトを炊きたての日本米にします。
そして、鱈に覆いかぶさっている衣の部分だけを綺麗に剥がします。
最終的には、白米、鱈、大根だけにします。
食べる直前に鱈の上に大根おろしと醤油をかけ、ご飯と一緒に食べる。
これがフィッシュ&チップスの最も美味しい食べ方だと!
目から鱈の鱗でも落ちてくる様な発想。
トルコで食べたサバサンドも同じ要領でした。
そんな事を考えなら、何とか完食。
天下一品を食べた後とは違うコッテリ感。
でも、量は多かったしイギリス料理も食べれたので、これで5ポンドなら許せる範囲。
会計を済ます。
32ポンド(約5,979円)
えっ!?
32ポンド。
えっ!?
32ポンド。
えっ!?
1人16ポンド。
メニューをよく読まなかった僕らのミスでして、1皿3,000円近いフィッシュ&チップスを頼んでました。
泊まっているホテルよりも高い値段でしたが、特に気にもせず、治験に受かるから大丈夫って事にしました。
色々と有名所は行ったけれど、お腹に貯まった油が固まるんじゃないか?
ってくらい、夜のロンドンは寒かったです。
そしてダイチ君ともお別れ。
ロンドンで引き篭もる僕とは違い、ダイチ君は北へと移動。
ほんの短い再開でしたが、いつかまた会った時は、フィッシュ&ライスでも食べて、旅話に大根おろしでも咲かせたいと思った。
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