【ミツバチたちが危ない!現状を知るため八百津の永田養蜂場に見学にいってきました】 | 久野 淳(くのじゅん)のブログ 歯科医師 栄養指導 栄養療法 オーソモレキュラー 糖質コントロール 食育 食の安全 栄養マニア 料理教室

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街の歯医者さんをしながら複数のコメディカルの学校で講師をしたり、一般の方向けのセミナー活動をしています。栄養療法を日々の臨床に取り入れ、自身もゆるい糖質制限をしながら食育、食の安全に取り組んでいます。

久しぶりのブログの更新になります🤗

 

私に養蜂の素晴らしさを教えてくれた仲良しの絢子さんの紹介で、岐阜県加茂郡八百津町にある永田養蜂代表、永田道雄さんのところに養蜂の見学にいってきました👀🚗

 

実は日本の養蜂が最初に行われた地は、岐阜県とも言われています🐝永田さんの作るハチミツ🍯はまさに八百津の自然そのもの✨それぞれの採蜜時期やミツバチが花粉を集める花によって味も香りも色も全て異なり、それぞれに八百津の大自然の恵みや季節が感じられます✨

 

春にはサクラ(山桜🌸)のはちみつ。6月初旬には、深山の王様にふさわしいマイルドで上品な味と香りの「とちみつ」。女子に圧倒的大人気の薔薇香る「野ばら🌹」のハチミツ。さっぱりとして爽やかなハーブ🌿の香りがする「そよご」。そして、はちみつの中でも最高級と言われる「アカシア」(アカシヤのハチミツが高級で希少性が高いのは、アカシヤの花が開花している期間は僅か10日間と短いからです)、さらに、八百津の里山に咲く様々な野花の蜜を集めた、自然豊かな味がブレンドされた「百花」を採取しています。

 

この「百花蜜」も初摘みのものは色も薄くマイルドですっきりとした優しい甘さ😋ハチミツのイガイガした感じが苦手な人や春の香りを楽しみたい人に大人気です❣️同じ百花蜜でも6月ごろのものは、色もハチミツ特有の濃いめの色になり、香りに加えてコクと旨味が濃縮されてきます‼️

 

基本的に商品販売の特性上、瓶詰めされたハチミツの賞味期限は2年という決まりがあるようですが、しっかりと熟成されて糖度がある一定の数値以上をクリアしたものは、10年でも長持ちするそうです💡

 

https://kankou.yaotsu.jp/2016/05/01/永田養蜂はちみつ

 

だんだんと暖かくなっていく今の時期は、これからの春の草花の芽吹きや開花🌸に備えて、蜜を集めてくれるミツバチ🐝たちを増やしていく大切な時期❗️お忙しい作業の合間に、永田さんは養蜂について色々お話ししてくださいました。

 

今の養蜂で育てられている社員さんは🐝みなさん西洋(セイヨウミツバチ)の方ばかり、日本古来の🇯🇵社員さん(ニホンミツバチ)はいらっしゃらないようです。今から5年くらい前までは、神社の軒下や古いお家の縁の下などにニホンミツバチが巣を作り、そこで貴重な蜜や蜜ろうが手に入ったこともあったようですが、今は全くといってそのような機会はないそうです。

 

この5年間だけで一体何があったのでしょうか……(後述)

 

セイヨウミツバチであろうがニホンミツバチであろうがハチミツ🍯の味には変わりはないですし(ニホンミツバチでハチミツが採れる希少性はあります)、それよりもどれだけ自然豊かな安全な場所でミツバチさんたちがお仕事をしたかということが重要になってきます💡その点では、大自然の中で無農薬のお米や野菜の栽培が盛んに行われている岐阜県加茂郡八百津町で、安全は花の蜜を集めてくれた永田養蜂のハチミツ🍯がいかにカラダに優しいかは私の体験や学びからもわかりますよね(^з^)-☆

 

今となっては日本の養蜂はセイヨウミツバチさんの働きで賄われている現状ですが…そのセイヨウミツバチでさえも毎年数が減ってきており、人間たちのエゴにより絶滅の危機にあることをご存知でしょうか?

2006年頃から、米国やヨーロッパなどでセイヨウミツバチが一夜にして大量に失踪するという「蜂群崩壊症候群(CCD)」という現象(日本では「いないいない病」と呼ばれることもある)が次々と発生し、大きな問題となっています。2007年までに、北半球に生息するミツバチの実に4分の1が消えたという報告もあるほどです。日本の養蜂家たちもこの「蜂群崩壊症候群(CCD)」と同様の現象に怯え、悩まされながら自分たちのミツバチたちを守るために日々奮闘しているのです!

 

その一番の原因として考えられているのが、ネオニコチノイドなどの農薬やその他の環境の変化です。これらの影響で今ミツバチがどんどん減少していて絶滅の危機にあるのです。よく日本の農薬の使用量(単位面積当たり)は世界のトップ3(他の国は中国と韓国)に入ると言われていますが、その使用量だけでなく、使用する農薬の毒性なども最悪なものが多く使用されています。EU諸国やアメリカなどで使用が禁止または制限されている農薬なども減らされるどころか、近年残留農薬の基準が緩和されたりするという実態、稲作や野菜などに多用されるネオニコチノイド系農薬がまさにその危険な農薬の代表です。

 

ミツバチがいてくれるからこそ、私たち人間や動物たちが食べる野菜や果物が実ることをご存知でしょうか?このままの状態だとあと早ければ10年、遅くとも20年後にはミツバチたちは絶滅し、その影響で数年後の人類も食糧難に陥り、多大なダメージを被るという驚くべき仮説もあります‼️

 

この大っきくて新鮮で美味しい土耕栽培のいちご🍓も、ミツバチたちが受粉を手助けしてくれるからこそ立派な実に育つことができるのです❣️

 

激減が危惧されているミツバチや他の昆虫たちを守るためには、私たち1人1人が地球環境を守る意識することが必要になります💡

 

家庭菜園で安易に除草剤(ラウンドアップなど)を使わない。ゴミを捨てない&増やさない。フードロスを少なくすることはもちろんのこと、家庭内での生活排水に配慮したり、店舗での簡易包装などをできるだけ避けて、エコバックを活用しましょう!お弁当や外食中食の時の箸をマイ箸にしたり、森林伐採などで失われた植物や花を植樹で復活させる試み、またこれからの暖かくなる季節なので、ご家庭のお庭やベランダでの植物の栽培も良いでしょう。地球を汚さないために、地球上の全ての生き物のために、私たち1人1人から出来ることを始めていきませんか❓

 

最後になりましたが作業でお忙しい中で、養蜂のことやミツバチの生態系について丁寧に教えてくださった永田養蜂の永田道雄さん、永田さんを紹介してくださった春日井絢子さんに感謝いたしますm(_ _)m

 

そして永田さんの想いが詰まった四季を感じるこの「永田養蜂のハチミツ🍯」はこの夏オープン予定の私たちのグロッサラントショップにて販売することが決まっております😋😋😋みなさんに永田さんの想いを伝えるべく、養蜂の応援から📣から地球環境🌎を守るきっかけを作っていけたらと思います(о´∀`о)

 

長文を最後まで読んでくださりありがとうございました🙇