昨日の熱気がまだ室内に篭っている。
用足しをして誰もいない部屋にサヨナラを告げて行く。
大変お世話になりましたー!
静岡から関東に入る時にいつも立ち寄る友人の家に向かう。
僕のサーフィンの先生。リッキー君のお宅。
ロングボードを愛するリッキー君家に来た時はロングの特訓。
長くて重いロングボードはやっぱり置き場所とか輸送手段に困るからか?
僕の会って来たサーファー達においては圧倒的にショートボード率が高かった。
だからロングボードに乗れるタイミングは僕には貴重なのです。
ショートのザクザク波を切って行くライディングに憧れはあるが、ロングの緩~く長~く乗るそのスタイルが自分には合っている気がします。
黒みのかかった砂浜で子供達は元気に遊ぶ。
砂だらけの頭や顔。
気にする大人は一人もいない。
リッキー君とリエちゃん朗らかでどこまでも優しいカップルで、ついつい我々立ち寄ってしまう。
真鶴で今朝揚がった鯵を焼く。
炭の上に鯵の体液が滴る度に、そこから白煙が立ち昇る。
肉は身離れがとても良い。飴色に焦げた皮ごと口中に放り込む。
アザミの綿毛の様にホロホロと解れる繊維。
噛み締める程に旨味が溢れて何時迄も噛んで居たかった。
頃合いでリッキー君宅に戻る。
お蕎麦を茹でて貰いながら少し飲んだ。
身体が疲れているのか?
アルコールを摂取したがらない。
今日はそんな日だ。
昼間十分に飲んだし良し。
エステティシャンなどが生業のリエちゃん。身体の事もお詳しい。
少しマッサージしてすぐに笑いながら、硬っっっ!!
硬いし、滞っているのだという。。。
こんな生活だから身体には充分すぎる位の気を遣うべきだし、遣っていいんだよ。と、本当に優しい語り口で仰って下さった。
自分の身体と問答しながら床に就いた。