その渦中にいると問題はそこじゃないところにある、ってことが見えなくなるね

やってもやってもうまくいかない件っていうのがあって、そのことがとっても問題だと思ってて、でも全然解決しないのでどうしたものか。できることはやったんです！みたいな相談がよくある。

まあそういうのはだいたいにおいて、人間関係やらコミュニケーションのことなんだけど、それが実際には「人」が問題ではない、ということが多い。でも本人は「あの人さえ◎◎だったら」とか、「あのチームが～～に考えてくれたら」とか、「あいつの人格に問題が」とかいうところにずっととどまっている。

自分は自分の思う「この気持ち普通わかるよね」とか、「こんなに頑張っているのに」といった情緒面だけを押し付けていないか？「頑張ってるんだからしょうがない」とか、逆に「もう少し頑張ってくれたらいいのに」と精神論で考えていないか？
あるいは「相手が理解しようとしない」「相手の努力がたりない」「わたしなら～～するのに」と言っていないか？

問題はそこにあるのか？そこを攻めるのが解なのか、考えてみてほしい。

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ちょっと話は飛ぶが、遠い昔、わたしがまだ育児の初心者だったころの夏の夕方。保育園にギリギリに迎えに行って、赤子をダッコひもでくくりつけ、両手にやたらと重い荷物をもって蒸し暑い家にたどりついて、どさっと荷物をそのへんに置いて赤子をソファに寝かせた瞬間、ぎゃーって泣かれたら瞬間湯沸かし器のように苛立ちがMaxになった。

そんな未熟者のわたしに、もしも今なにか対策を立てるとしたらどうするか…？笑
↓↓↓

・エアコンをタイマーセットして部屋をめっちゃ冷やしておく（蒸し暑さは怒りを呼ぶよね）
・朝出る前に洗面所に自分のバスローブと赤子の着替えを準備しておく
・冷蔵庫に冷たいお茶とビールを用意しておく

そのうえで、
・玄関明けたらその辺に荷物を置いて、シャワーに直行し
・出たらバスローブひっかけて赤子着替えさせて
・冷えたリビングでお茶飲んで、赤子に授乳（もしくはバナナｗ）

一息ついたらそのままビール（笑）。

これでわたしの精神的ゆとりが確保される。

赤子＝ストレスだけど今は我慢しろ、って精神論以外の手段（というのがワンオペ母でもできるささやかな工夫）。戦ってないけど、ずいぶん状況はマシになるためのライフハック（レベル低っｗ）

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似たようなことはさまざまな問題の中にたくさんある。

職場の人間関係にトラブルがたくさん見えているときは、それが起こる元のところに何か隠れている（業績なのか、経営方針なのか、配属の問題なのか、単に職場のレイアウトなのかｗ、とかいろいろ）。
「頑張っている」「みんな努力している」のに、うまく行かないときは、そもそも「構造や仕組み」の課題をみていないこともある。
やろうとしていることがちゃんとできない、ときは、それが「目的とあわない手段である」ことも非常に多くある（のに、なぜやれないんだ！という議論をしていたりする）。

わたしのような第三者に話すと、「それは何のために始めたんですか」とか「その人がそれをしないと、次にどんな課題が起きるんですか」などと問われて考えているうちに、そこじゃないことが「小さなひっかかり」だったと気がついて、それだけで全部解決してしまうことがある。

聞き手がフラットな態度で聞いていくだけで、シンプルに整理されて、それだけで半分以上は解決してしまう、なんてことが実際によく起きるよね。

もしうまく聴ける人が身近にいないときは、わたしを使っていただくといいかなと思うので、どうぞごひいきに（笑）。ま、こういうのはコーチングっぽい領域だけど、そこ別に区別してないので～。

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