500ドルのロシア無人機が1000万ドルのアメリカ戦車を破壊 – ニューヨーク・タイムズ紙の報道

<記事原文 寺島先生推薦>
$500 Russian drones destroying $10,000,000 American tanks – NYT
同紙は、モスクワ軍がウクライナで米国製エイブラムス5機を破壊し、さらに3機を損傷した、と報じた
出典:RT 2024年4月20日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年4月27日




写真: 米国 M1 エイブラムス戦車© Global Look Press / IMAGO / Antti Aimo-Koivisto

ニューヨーク・タイムズ紙は土曜日(4月20日)、ウクライナに納入された高価な米国製M1エイブラムス戦車が、その価格が(エイブラムス戦車と比較して)芥子粒ほどでしかないロシアの無人機の餌食になる事例が増えている、と報じた。「米国の軍事力の最も強力な象徴の一つ」でさえ攻撃に対して無敵ではない、と同紙は報じた。

同報道機関は、米国が提供した戦車31両のうち、少なくとも5両がすでにロシアによって破壊されており、残りの3両は「中程度の損傷を受けた」と付け加えた。

ほとんどの場合、この米国製戦車は徘徊型兵器としても知られる一人称視点 (FPV) のカミカゼ・ドローン機によって破壊されている。これらのドローンは、目標に到達する前に操縦することができる。

しかし、少なくとも一例では、エイブラムス戦車がロシアのT-72B3主力戦車との戦闘の結果、撃破された。ロシア軍は、米国が供給した装備品の破壊を示す、ほとんどがドローン機から撮影された十数本の映像を公開した。


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NYT(ニューヨーク・タイムズ)紙によると、この戦車は「一部の当局者や専門家が当初想定していたよりも、ドローンの爆発によって簡単に撤去できる」ことが判明した、という。同報道機関は、オーストリアの歴史家で軍事専門家のマルクス・ライスナー大佐の言葉を報じた。同大佐は、この状況を「信じられない」と述べた、という。同紙はまた、ロシアの無人航空機(UAV)を「高精度で費用も安く済む戦車破壊兵器である」と表現した。

NYTは、ドローンの命中率は90%を超えており、重装甲の最も弱い部分を攻撃する能力もある、と付け加えた。同紙は、UAVの価格は「わずか500ドル」で、「1000万ドルのエイブラムス戦車を撃破する」能力がある、と報じた。同紙は、ドローン攻撃から戦車を守る「簡単な、あるいは単純な」方法は存在しない、と指摘した。

米国製エイブラムス戦車が、長らく待たれていた中で、前線に姿を現したのは、2月下旬のことで、当時ウクライナ軍は、ドンバス市アブデーフカ占領後、進撃を続けるロシア軍を阻止しようとしていた。ウクライナ側に31両のM1エイブラムス戦車が寄託されることが成約されたのは昨年初旬だったが、それはその後のウクライナによる反転攻勢が悲惨な結果に終わる以前のことだった。同戦車の納品は10月中旬までに完了したが、不運にもその時点でウクライナには反転攻勢を推し進める力がすでにほぼ使い果たされていた。

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