2022年へ
本年もお世話になりました。
充実の一年。
一所懸命に命を燃やしたかけがえのない時間と
目標に向かって踏ん張り成し遂げたことに感謝して
来年に繋げていきます。
今年のはじまりは門弟達の稽古と
ドラゴンスターのオンライン稽古でした。
コロナ禍の中でZoom稽古しながら
命の喜びを皆で増幅させていき
2月の大舞台に向かってドラゴンスタメンバーが
一丸となっていきました。
それがコロナ感染者数の拡大で公演延期になった。
新メンバー、りょうさん、なーな、みゅりえーるを受け入れて気持ちをあらたにして
演劇と日舞のZOOM稽古の日々。
俺はドラゴンスター公演の実現を模索していた。
4月、りょうさんの還暦誕生日が
宇宙さんと同じ日という縁起の良い日に
皆でお祝い。やっとリアルでメンバーに
会えるご時世になる。
直接、顔と顔を合わせて素顔で会える喜び!
パンデミックを経た今、当たり前の価値観が
変わっていた。日常の愛しさ。有り難さ。
そして誕生日をお祝いできる喜び。うれしかった!
そしてこの日にドラゴンスターの旗揚げ公演概要、
上野水上音楽堂1212席の会場を
あおちゃん、けいこちゃんの
電子書籍出版記念のお祝いも同日に🎉
そしてコロナが弱まり、対面での稽古がはじまる。
初心は瑞々しく忘れてはいけないものだ。
日舞ほぼ初心者のメンバー達には
伝統を固定概念なく吸収して
日常に活かしてほしいと切に願っていた。
皆、年齢も経歴も背景も、バラバラ。
個々の自己表現も様々で性格も十人十色。
誰もが一番になりたいし大切にされたいし
リーダーになりたいし自分を尊びたいし
自分自身を生きたい。当然摩擦は起こるが
それこそが成長の種だ。
それぞれ葛藤などもあっただろうと想像する。
人と人が繋がり合うのには深さがある。
俺は全てを公演に捧げる覚悟だったから
皆がどれだけ本気なのか知りたくて模索していた。
熱量がそれぞれ違うのは理解できる。
が、それでも、人前で上演するプロ集団なら
自身を整え相応の熱量をもって舞台に立ってほしい
だから普段は緩々でいいが
いざという時にはフルエンジンで走る
体力、精神力、好奇心、楽しむ力を求めていた。
個々と連絡を取り合いながら修正や激励や
アイデアを形にしていく作業をして
意思確認をして進めていった。
そして演劇を2本+1本。
日舞を計5本、間に合わせ
個々の演目も加わり、いざ本番。
色々な事が起こる中で、よく形にしたと思う。
5時間のフェスになった。
ゲストには、落語家三遊亭ふう丈、ライブペイントなかがわ寛奈、JAZZ大塚隆之・小倉諭史、シンガーいとうより
スペシャルサンクスに俳優・成田浬、
イラストレーター・ナカムラミツル( 326)
大団円。だが、一日走り回り疲れるし
色々なプレッシャーもあっただろう。
着いて来れなかった人は
ドラゴンスターから離れた。
やむを得ず除籍してしまったメンバーもいる。
公演をすることで個々の課題が明確になり
浮かび上がったんだろう。
目覚ましい成長だった。
芝居の構成も表現も格段によくなっていて
彼女は正真正銘、主役を張る女優になっていた。
つづく。