仕事柄、毎日色んな人に逢う。老若男女問わず、職業も服装も考え方もみんな違う人たち。
普通の生活をしていれば当たり前のことだけど、意外とそのことに気付かず生活をしている人も多いのではないかと思う。
昨日もそんな沢山の出会いがあった。話を沢山出来る人もいればすれ違うくらいの人も含めて。

昔はかなり気性の荒い感じで血の気も多かったが(今となっては「うそ~!」と言ってもらえそうな気がしているが)、最近は穏やかに過ごしていた。
若い頃は結構そんな人も多かったのではないだろうか?あ。俺の周りだけかな(笑)
まぁそんな感じでそこまで怒ることもない。怒っても結構冷静に対処するのだけど、昨日の出会いはそれを呼び起こすような気分の悪いことがちょっとあった。
理不尽な怒り方をああれたもんで(笑)、久しぶりにかっとなって言葉も発してしまった。

でも今も昔も変わらないのは、怒ったあとはあまり気分が良くないこと。
そして変わったのは、そのあとにその人のことを考えること。
あんな風に仕事をしていたら仕事もきっと辛いだろうなとか、余計なことまで考える。そしてちょっとだけ悲しい気持ちになった。
人と接する機会が少なくなると、人との関わり方がわからなくなったりする。これはきっと誰でもそうなのではないだろうか。
俺も逃げたくなるような時期があったしね。
その心を読むにはあまりにも時間が無さすぎるけど、なんとなく想像してしまう。
どんな人にも必ずドラマがあって、歴史があって、そこには楽しいことも悲しいこともあるはずだ。誰でも。

俺はいつもそんなことばかり考えては自分に置き換える。
俺は人に対してしっかりと対応できているのだろうかとか、やり過ぎていないか、ひどいことを平気でしていないだろうかと。
色々な人に会うことは自分に会うことでもあるのだろう。
何かがあったとき、誰かに会いたくなるのはそういうことなのだろうか。

心を読んでいるうちに、もしかしたら自分の心を読んで見たいと思っているのかもしれない。
今日も俺は、笑顔でいようと思う。やられて嫌なことはしない一日を。