ピアノのレッスンへ行く途中、百貨店をぶらぶらしていたらガラスの指輪らしきものを発見しました。
 金属アレルギーの私はアクセサリーは結婚指輪を結婚式の間だけつけた、、、というくらいです。
 透明なガラス、摺りガラス、色ガラス、いろいろありました。

「これはガラス製の指輪なの?」

店番をしていた男性に、ぽつり、言ってみました。

「そうです」

ガラスでできた指輪なら私にも使えそうです。


「ひとつほしいな、、、」

「色があった方がいいですか?」
「さあ、もう、指輪なんて使えない人生を送るものだと思っていたので、何がいいのか希望もなくなっちゃって」
 お店のヒトは透明なガラスの指輪を指しました。
「ガラスがいろんな色をとりこみますから、透明なものがおすすめです」
 勧められたものを試着してみました。
 何となく左指の薬指に。
「ちょっときついです」
「サイズはいろいろだから、いろいろ試してみてください」
 店員さんが笑顔で私のようすをみてくれていました。
 見守られている感じでした。
 ついでにいろいろおしゃべり。
 店員さん本人が指輪を作ったガラス作家さんででした。
 普段は愛知県でお店をやっているそうです。
「私も愛知県出身ですよ。トヨタです」(私)
「ぼくは岡崎なんです」
とガラス作家さん。
 指にぴったりくる感じのものが見つかったので、それを買いました。


「この指輪、私のたった一つのアクセサリーになりそう」
「それは、嬉しいな」
ガラス作家さんが言ってくれました。
 
 どう?

 

 

 

 

 

ガラス作家さんのアドレスhttp://www.kentachujo.com