おかげさまで、ありがとうございます。
かつて日本人の生活は麻と共にありました。
へその尾は麻紐で切り
3、4ヶ月で四メートルにもおよぶ
その成長にあやかり
麻の葉の紋様の着物を赤子に着せたり
麻という字を名前に使いました。
麻をまぜた壁の家に住んだり
麻糸の畳に座り
麻布の褌や、着物を来て
麻の実の豊富な食物繊維とタンパク質をとってくらしていました。
麻には棄てるところがないのです。
最盛期、日本の麻栽培従事者は
2万5000人にものぼりました。
なので各地に麻を育てていた名残として
地名に麻の字が多く使われているのです。
平成16年までのデータしかさがせなかったんですけど検索ベタ(-_-)
栽培に携わる人は68人まで減りました。
ただ現代では
栽培免許と研究免許の二種類が存在し
300人を越える方が研究者として
大麻栽培に関わっているとみられます。
その関係者激減の影には
戦争時
石油化学産業と戦争軍事産業を推し進めたいアメリカの意図がありました。
麻の 花冠、葉を乾燥または樹脂化、 液体化させたものをマリファナと呼びますが
それは主にインド麻で
そこに含まれるTHCという成分に
陶酔感と依存性
いわゆる麻薬成分があると言われています。
日本で栽培されていた品種の麻の葉には
THC成分はほとんどなく
大麻取締法ができる前
大麻による事件や事故は0件でした。
しかしGHQにより
石油化学産業を推し進めるための
麻産業の締め出しに
麻薬の有毒性を使われてしまったのです。
神社のしめ縄やおおぬさ、畳などに使われる麻以外の栽培は禁止されていきました。
日本人が古来より受け継ぎ
細胞に刻まれてきた麻との関係が
政治的意図により歪められてしまったのです。
そもそも品種がちがうっちゅーねん。
でも七味唐辛子の中に入ってる麻の実とかは
ずっと食べ続けてきたって知ってましたか?( ・∇・)
細く長く
ワタシたちと麻の関係の糸は切れずに続いていきます。
このシリーズも続いちゃう( ・∇・)