子供を愛するために

母親はひとりにならなければならない


ひとりになると

たったコーヒー一杯で

みるみる心は満たされる


ごめんね

今は分からないかもしれないけれど

これがどれほど大切なひと時か


離れることが愛することにつながるなんて

今は分からないかもしれないけど

ごめんね


ごめんね

もう

ごめんねって思わなくなってきたよ



たくさん子供を振りきった母親は

やがて子供に振りきられても

きっと へっちゃら

そういう愛し方を知ってるから




そういえばわたしのお母さん

ひとりで喫茶店に行ったことあったのかな


「ひとりになってもいいよ」って

言ってあげられなくて

ごめんね