アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち(ネタバレ)

アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち※映画の説明などを追記しました(12/18)

三角絞めでつかまえて-アンヴィル

原題:ANVIL! THE STORY OF ANVIL
2009/アメリカ 上映時間81分
監督:サーシャ・ガヴァシ
出演:スティーブ・“リップス”・クドロー、ロブ・ライナー、ジーファイヴ、アイヴァン・ハード、ラーズ・ウルリッヒ、レミー、スコット・イアン、スラッシュ、トム・アラヤ
(あらすじ)
1973年に結成されたヘヴィメタルバンド、アンヴィルが1982年に発表したアルバム「メタル・オン・メタル」は、後にビッグになる数多くのメタルバンドに影響を与えた。しかし、当の彼らはスターダムにのし上がることなく、現在は地元でしがない仕事をしながらバンド活動に精を出している。そんな彼らにヨーロッパ・ツアーの話が舞い込むが……。(以上、シネマトゥデイより)

予告はこんな感じ↓




70点


音楽映画、しかもドキュメンタリーというのは全然観たことがなかったんですが、僕が尊敬するライムスターの宇多丸さんがオススメしていたので、「アンヴィル」、観てきました。

いや~、面白かったです。ファンの間では伝説になっているへヴィメタルバンド「アンヴィル」の悲喜こもごもを劇映画のように撮っていて、非常に観やすかったです。音楽活動だけでは食べられなくて、給食センターでバイトする姿が「レスラー」っぽくて、独白の辺りは「その男、ヴァン・ダム」っぽいなぁと思ったり。主人公2人が50歳を越えているのにボンクラな感じなのも好感が持てましたよ。

最後、日本に行って救われるというのも非常に感動的でグッときました。ただ、正直なところ、ちゃんと伝説を残しているし、それなりには支持されているし、家族の理解もあったりするしと、主人公たちは結構幸せなので、真の負け犬感が足りなかったという気もします。むしろ、彼らの陰に数多くいるであろう浮かばれない夢の犠牲者たちを思うとかなり胸が痛くなりました。

まぁ、僕がウダウダ言うよりも宇多丸さんの批評を聴いてみてください。ネタバレしていますが、ミュージシャン側からの視点がかなり面白いです。とりあえずオススメの映画ですよ!





映画評論家の町山智浩さんを始め、識者の方々が類似点を指摘するフェイク・ドキュメンタリー(ちなみに僕は未見です…)。
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