金魚飼育のベテランの方、俗にいうマニアの方の飼育方法をお聞きすると、びっくりすることがたくさんあります。
飼育のHOW TO 本に載っている内容とはおおよそかけ離れた方法であることもしばしば。
例えば、「散水ノズルを霧状にして水を注げば、水が太陽や空気に触れる部分が多いため、カルキが短時間で抜ける」とのことで、カルキ抜きを使わずに換水をする人がいたり、さらにもっとすごい人だと、ホースそのまんま水道水を注入するツワモノがいたり・・・・。
餌のやり方も、びっくりするほど一度にたくさんあげていても、全然体調を崩さなかったり・・・・。
こういう方法は初心者が本やインターネットを見て真似をしても、大抵失敗し大惨事になります
しかし、とある養魚場のご主人(この方は大学で水産科を専攻されていたそうです)によると、金魚は飼育環境に順応していくそうで、通常であれば悪影響を及ぼしてしまうような飼い方でも、金魚がそれに順応すると、体調を崩すことなく元気に育ってくれるとのことです。
ただ、それぞれの飼育方法を確立するまでには、かなりの時間金魚と向き合い、失敗の積み重ねがあったと思われます。
なんでもそうですが、金魚の世界も一朝一夕でうまくやれるものではないようですね。