5月25日の日曜日にかねてからじっくりとプレイしたかった“カナルマニア2nd”のゲーム会を開きました。お呼びしたのは我がサークルの中でもこの手のゲームなら楽しんで頂けると思われたをーくぼさん、岩猿さん、Kさんの三氏です。


・“カナルマニア2nd”(ラグナー・ブラザーズ)

 午後1時ちょっと前に始まり、終了したのが午後4時頃だったので約3時間かかったことになりますが、途中で中だるみすることもなく、大変充実した時間を過ごすことができました。


 議会で可決された運河建設計画と契約を結び、その運河の建設ならびに物資の輸送を行うことで得点を獲得することを目指します。


 細かいルールが若干多いかもしれませんが、プレイしてみると案外すっきりとした感じで、それほど重いゲームではないと思います。中量級といった感じでしょうか。


 契約カードの都市名と実際のボード上の都市を対応させにくいという評判だったので(実際以前に2人プレイした時にもそれは感じられた)、“プエルトリコ”のコマを使ったり、また事前にリファレンスシートを自作したりして少しでもプレイアビリティを上げようとしましたが効果はあったと思います。


 今回は契約カードにも恵まれて、終始いいペースでプレイ出来ていたのですが、最後の最後で一歩及ばず、をーくぼさんに惜敗。商品輸送時の2色ルールは見落としがちなので注意しないといけないな、と。


 それにしても非常に良くできたゲームではないでしょうか。

 個人的には今までプレイしたドイツゲームの中でも5本の指に入ることは間違いないでしょう(もっとも本作は英国産のゲームですが…)。完全に僕自身のツボに入ってくるゲームです。しばらくはこのゲームだけやってればいいとさえ思えたり…。


 と言っても全くひっかかる点がないわけでもなく、プレイアビリティはけして高いとは言い切れませんし(しかし気になるほどでもないと思いますが…)、また運河はあくまでも原則的に議会で可決された契約カードに則って建設されるためルートの自由度は制限されますし、また山札から引いてくるというランダム要素であるこの部分がゲームの中でまずまず重要な要素となっているためある意味運の要素も若干強めと感じてしまうプレイヤーもいるかもしれません。まだ2回目のプレイですが実際ここの巡り合わせが悪いと苦戦してしまう展開が多いのです。

 しかしそういった部分を充分考慮しても本作は年間ベストクラスの傑作だと断言したい誘惑に駆られます。


 慣れてくれば時間はもっと短縮されると思います(実際この後3回目のプレイに臨んだのですが2人プレイだったこともあって約90分で終了しました)。


 ああ、しかし勝利はすぐそこまで見えていたのに…。いやはや悔しい。例会にてリベンジマッチをするしかないのか(笑)。


 “カナルマニア”が3時間もかかってしまったので予定していた“ノイラント”(このゲームも大好きなんですが)は中止し、この後は軽めのゲームを楽しみました。以下簡単にレポートを。


・“ゴー・ストップ”(B2Fゲームズ)

 これまた濃厚な心理戦が楽しめるバッティングゲーム。考えはじめるとやたらややこしいというか、ま、他人の心なんて読めないわけで…。非常に良くできたゲームです。


・“オール・ザ・ウェイ・ホーム”(リオグランデ)

 軽いですが面白い。3ラウンド制というのも高く評価したい。定番になりうる可能性アリ。


・“コンドッティエーレ(傭兵隊長)”(ファンタジー・フライト・ゲームズ)

 をーくぼさんの熱いリベンジマッチ希望もあって2戦続けてプレイ。1戦目が私、2戦目が白熱した名勝負の末、Kさんの勝利に。をーくぼさんは勝利まであと一歩でしたが惜敗。うーん、熱かった!


【総括】

 やや重めのゲームは例会よりも自宅ゲーム会でじっくりプレイするべきと痛感。あまりに面白かったので継続的に開催していきたいな、と。プレイタイトルと時間(これが一番の問題か?平日の昼間空いているゲーマーの方いません?)さえ確保できれば積極的に声かけしていくかも。

 なにはとまれ参加していただいた方々に感謝。

 また都合等よければ宜しくお願いいたします。ありがとうございました。