24日の日曜日は地元ゲームサークルのゲーム会に参加してきました。


 雪も溶け、特に参加に支障は来たさなかったのが幸。

 午前中は良く晴れていましたが午後からは曇り空の一日でした。


晴耕雨読

・“リフィフィ”(ウイニング・ムーヴズ)

 まずはこのゲームからスタート。GEDOさん、snowjamさん、はとの3人。


 ドーラによる’99年作カードゲーム。


 手番にカードを1枚プレイし、時計回りでプレイしていく上で他のプレイヤーに同じ色でより小さい数字を出されることなく自分の手番が回ってくればそのカードの色のチップを数字分獲得できます。


 場のチップがなくなり次第奪い合いとなり、終始安心はできません。


 突出した傑作とまでは言いませんがヘビーローテイションもありうるカードゲームのひとつの理想形ではないかと思います。


 第2ラウンドで大量得点に成功した私が逃げ切り。


 最後手番で“8”をプレイするのが強いという意見が。


晴耕雨読

・“マカオ”(アレア)

 “alea iacta est!” GEDOさん、すなっちゃぁさん、はとの3人。


 本日の表メインディッシュ。アレア久々の大箱でデザインはアレアといえばこの人、フェルト。


 エッセンの人気投票でも上位にランクしていた新作を初プレイ。


 ラウンドはカード、ダイス、アクションの3つのフェイズをこの順番でプレイしていきます。


 最大の注目点はダイスのシステムで、6つのリソースに対応した6色の6面体ダイスをふり、出た目の数だけリソースを獲得できるのですが1つならこのラウンドですぐに使用可能になりますが6つなら5ラウンド後となります。

 このシステムがまずは斬新で百戦錬磨のベテランプレイヤーもこのリソース管理には終始頭を悩ませられることになるでしょう。


 またペナルティ抵触行為も3つもあって、このペナルティを回避するだけで精一杯ともなりかねません。


 交易で大量に得点しトップを走っていたのですが最終ペナルティで逆転され勝者はずっと最終手番だったすなっちゃぁさんに。リソース管理も甘すぎましたがダイスの6分の1の確立にも泣かされました。


 それにしてもフェルトらしいこの息苦しさは何なんでしょうw

 

 カードコンボは面白いですしいろいろ見えてきたところもあり再戦希望。希望者がいれば是非また立卓してみたいタイトルです。


晴耕雨読

・“アラカルト”(ハイデルベルガー)

 出た出ないに一喜一憂。GEDOさん、さとーさん、すなっちゃぁさん、はとの4人。


 長らくオークションでも高値が続いていた幻の名作がついに再版。


 簡単にいえば料理を作っていく大人のアクションゲームなのですがインタラクションや戦略的な要素もあるのが流石はシュミール。


 こういうゲームはコンポーネントの出来がいいと俄然プレイ感が良くなりますね。


 速攻パターンで星3つを揃えたGEDOさんが勝利。簡単な料理のみを完璧に作っていくこのパターンは強い気がしました。他プレイヤー達は全力で妨害すべきですねw


 高評価も納得。ゲーマーも非ゲーマーも同卓で一緒にセッションを楽しめる稀有な作品。


晴耕雨読

・“ハバナ”(エガート)

 ゼロアクション“シエスタ”の使い所。さとーさん、じゃんさん、snowjamさん、はとの4人。


 名デザイナー、ラインハルト・シュタウペの久々の大人向けタイトル。


 各プレイヤー共通の13枚の手札から各ラウンド2アクションを実行し、資源や労働者を入手することで勝利点となる建物を建設していきます。


 各カードには1から9までの番号が付いていて、強いアクションほど数字は大きくなります。プレイされたカードの、この数字の小さいプレイヤーから手番が処理されていきます。


 どこで引き、どこで押すか。ライトなプレイ感ながら駆け引きの濃密さはしっかりあってなかなかの快作。


 最後に“ママ”でリソースを大量に獲得できた私が勝利。


 落ち着いた感じのイラストも個人的には好きな作品。 


晴耕雨読

・“フォーラム・ロマナム”(フレンチコスモス)

 ああ、アブストラクト好きの血が…。岩猿さん、すなっちゃぁさん、snowjamさん、はとの4人。


 本日の裏メインディッシュ。


 御大クラマーによる、たしか’88年頃の古い作品で私のは新版。


 シンプルな陣取りゲームで、コマで埋まったエリアごとに決算の判定をしていきます。この時単独トップがいれば決算となりトッププレイヤーにはそのエリアのマス数の得点が、また最低コマ数のプレイヤーには減点が課せられます。


 評判は聞いていたのですが20年以上経った今、それも各種ドイツゲームをいろいろとプレイしてきてそれなりに目が肥えてきた私のようなゲーマーがやっても感じられる面白さは健在で、ちょっと大袈裟ですがとにかくこのタイトルがプレイできたのはこの日の最大の収穫だったかもしれません。


 私の悪手もあって岩猿さんが差をひらいて勝利。


 多人数アブストラクトというのは考案するのがなかなか難しい気がするのですが、これは非常に完成度の高い、クラマーの才能の一片を窺わせる傑作ではないでしょうか。


 60分で収束しますし、アブストラクト愛好者であるならば何が何でも一度はプレイするべきと強く推奨しておきます。

 私も余生ことあるごとに立卓していきたい一品。


晴耕雨読

・“ラーの司祭”(リオグランデ)

 名作のアレンジバージョン。岩猿さん、J9さん、すなっちゃぁさん、snowjamさん、はとの5人。


 さて“ラー”の続編です。


 タイルの一部に表裏があり、引いてきたプレイヤーがどちらを表にするか決定するというのがまずは“ラー”との大きな違い。


 この試みは興味深いものがあり、実際今セッションにおいてもジレンマとなっていましたが、結果的には総じて平板な印象。


 ピラミッドも面白いとは思いましたがこれなら“ラー”でいいような気も。


 “ラー”のプレイ回数の多いすなっちゃぁさんが勝利。


晴耕雨読

・“ブリッジトロール”(ズィーマン)

 snowjamさん持込み。さとーさん、J9さん、snowjamさん、はとの4人。


 トロールとなったプレイヤーが橋を通っていく通行人を襲い、橋を強化していきます。


 根幹は競りゲームで、対象となるカードに味付けがされていてセッションを彩ります。


 ライトながらしっかり駆け引きもあってなかなかの佳作ではないでしょうか。


 競りでいくつキューブを握るかはアツイものがありますね。


 特殊カードをうまーく利用したさとーさんが勝利。


晴耕雨読

・“カンパニーレ”(ブラッツ)

 世界で一番高い塔に賭ける。さとーさん、J9さん、snowjamさん、はとの4人。


 3枚の手札から1枚プレイし塔を1階~3階の任意の高さで高くしていきます。


 その後で山札の3枚の塔にのみ任意でチップを賭けることができます。


 どことなくシャハトぽいというかアブストラクトぽい印象を受けたんですがさてどうしてだろう?


 非常に地味~なタイトルで面白みを感じられる人を選びそうなタイトルですね。ただ悪いゲームではないと思います、地味なだけで(しつこいですねw)。


 運よく手札をマネジメントできた私が勝ちました。


晴耕雨読

・“アラカルト”(ハイデルベルガー)

 リクエストにより本日2回目。そして本日の〆ゲーム。さとーさん、J9さん、snowjamさん、はとの4人。


 先のセッションの教訓もあり(笑)、早速速攻パターンを実行。


 でダイスの目次第のところまでいったのですが非常に低い確率を避けられず(え~と36分の1?)、星3つ達成ならずでしたw(オイオイ汗)


 勝者は地道にいったJ9さん。まあこんなもんでしょうw


 

 以上にて本日も無事終了。この日もいくつかの面白いセッションに参加できて充実した一日でした。


 参加者は全部で9人。開始直後の午前9時半ころより終始2卓立つ状態で夜のみ1卓でした。


 この他“バスコダガマ”、“シップヤード”(写真下)、“キャメロット伝説”、“モイタラ”、“2ちゃんねるカードゲーム”等々が立卓されていました。


晴耕雨読

 参加していただたみなさん、お疲れ様でした。また2月もよろしくお願いします。では。