カノミの部屋

カノミの部屋

①原発の勉強

②読んだ本のこと

③思い出

④その他 
 バスクのこと、野上弥生子のことも

Amebaでブログを始めよう!

ブログ・501 「2019年6月からのこと」」2019・12・28

 

 「かなり、年取ったなあ」と思う。どこか一番行きたいところで、まあ、行けそうなところに行くのは今だ、と思った。「そうだ、尾道に行こう」。それで、息子に頼み込んで一緒に連れて行ってもらった。6月4日から一泊で、その旅は実現した。

 尾道で、第一に行きたいのは「なかた美術館」、ここにはバスク人の画家アイズビリの絵のコレクションがある。そして、多分帝国ホテルより本格的なレストランがある。行くことが決まってからすぐ電話して、予約を取った。 

 尾道駅についてすぐタクシーで「なかた美術館」に向かう。レストランはまさに本格的、料理の美味しさといい、ボーイさんのマナーといい、一流と思えた。息子はデザートに3品出たことに感激していた。

 アイズビリの絵は明るく、色使いがめちゃめちゃ綺麗だ。見たかった絵を堪能した。疲れて、予約しておいたホテルに向かう、何のこともない田舎ホテルだったが、部屋の窓から尾道の海が見え、向島に向かう船が見えた。最高のロケーション、この街で、放浪の旅を続ける行商人の両親に連れられて居着いた林芙美子を思った。

 翌日は林芙美子の足跡をいくらかたどり、まっすぐ東京の実家に行き、10日ばかりいて、ホームに帰る予定だった。帰る日、それまで着ていたものの洗濯をして干していた時、足をちょっと滑らし、転倒して大腿骨骨折を引き起こしてしまった。本当にバカだった。救急車で近くの病院に搬送され、即入院、数日後手術、3週間ほどして、今いるホームの系列のリハビリ病院に転院して、9月19日、退院して、ここ、ホームに帰ってきた。遠いところ、お見舞いに来てくださった方々に感謝したい。それにしても、老女の大腿骨骨折は多いそうだ。全然念頭になかった。一瞬の不注意の代償は大きい。

 ここでのリハビリも長く続いている。その効果もいくらかは出て来ている。今、またブログを始めようかという「やる気」も出て来た。

 今年ももうあと3日で終わる。皆様、よいお年をお迎えください。

 2020年が良い年になりますように!