事例483『雨漏りによる躯体の腐朽』 | 欠陥住宅を調査する建築士のブログ

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検査で撮影した欠陥写真の解説。検査やハウスメーカー、紛争の裏話などを紹介。

こんにちは住宅検査カノム の長井です。


住宅ローンの金利が低下しています。
消費税が上がる可能性もあり、今が買い時かもしれません。

しかし、焦ってはいけません。

適当な業者選びは、欠陥住宅をつかむ可能性が高いです。
大きな買い物、慎重に事を進めましょう。



■(1)今回の事例________

「雨漏りによる躯体の腐朽」
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欠陥住宅を調査する建築士のブログ-雨漏り
 
 
◆写真解説

外壁からの雨漏りによる土台の腐朽。
防水紙を通り越して、壁内まで雨が進入している。


◆内容説明

外壁からの雨漏り。木造住宅は、
外壁の裏側に施工される「防水紙」で雨の進入を防ぐ。


本件現場は、外壁からの雨漏りの可能性が気になったため、
壁の内部を見て見たら、土台など躯体が腐っていた。

仕上げの壁にカビが生えるなどの症状はなく、
きちんと調べなければ、そのまま放置され、
木の腐朽はもっと進行していたでしょう。

築数年の建物です。


◆対策

家の小さな異変を見逃さない。
また、定期的な点検が重要です。

(瑕疵担保保証が切れるまでに、一度、
徹底的に検査することをお勧めします)


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■(2)編集後記

今日は施工レベルのひどい基礎を見ました。

これから壊してやりかえるそうですが、
同じ職人で施工しても、あまり良くはならないでしょう。


下手な仕事をした職人が悪いのか、
検査を適当にやった検査員が悪いのか、

原因はいろいろありますが、
施主さんは完成まで不安が大きいでしょう。






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