メンテナンス | 欠陥住宅を調査する建築士のブログ

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検査で撮影した欠陥写真の解説。検査やハウスメーカー、紛争の裏話などを紹介。

現在所有しているオートバイ。
2,3ヶ月に1回は、タイヤの空気圧を見てくださいと
メカニックから言われてます。
今回、リコール修理で預けたところ、タイヤの空気がかなり
減っていて、異常な摩耗をしかけていますと言われてしまった。

7ヶ月ほど空気圧のチェックを怠っただけ。
言われたとおり、定期チェックはやらないといけないと思いました。


家の場合は、初期不良発見のために新築初期と、
せめて10年に1回くらいは、全体の点検、メンテが必要です。

先日、築10年前の家の点検に行ってきました。

建てた業者の点検は、形式的なものが多く、
あまり細かく見ません。検査会社としての立場で点検です。
10年近くなると、壁のひびなどは保証切れ。
瑕疵担保が切れる雨漏り、劣化などを確認します。


今回検査した家は、外壁は長寿命の塗装ものを
選んでいるため、塗り替えは5~10年先でもOK。
シーリングも切れていません。

床下も基礎断熱で外気は入りませんが
カビはなく、虫もほとんどいない状態。


指摘は、経年劣化による気密材の切れ。
配管固定具のズレ。階段手すりの緩みなど。

これらは修理は容易ですが、業者に依頼をすれば
有償になります。点検ついでに修理しておきました。
(一つは修理に苦労し、大汗をかきました)

劣化や具合を放置すると、家の寿命が短くなります。
定期的な点検を行いましょう。

工事目的の業者が点検をすれば、
メンテナンスを煽られることもあります。ご注意ください。