特別支援学校の教員を始めて何年めだったか
担任したクラスに

自閉的傾向が強く
全身の筋緊張も強めで

抱っこしても
身体を委ねられずにいて

お母さん以外の人には
なかなか馴染めない子がいた



彼女は言葉も持たず
表情や感情の表出も少なめだったので

彼女とのコミュニケーションは
こちらからの働きかけ対する彼女の反応を
ひとつひとつ拾い上げて因果関係を探る


全身の緊張が高まったり
嫌がったり泣いたりした働きかけは
それ以上しないように

身体が緩んで気持ちよさそうな表情になったり
笑ったり喜んだりした働きかけは
彼女と仲良くなるための共通言語として
私の存在に気づいてもらうために使って



そんな風に関わりながら
毎日の学習や生活を共にするうちに

私が彼女のことをだんだんわかってきて
ちょっとした表情の変化にも
気がつけるようになっていった




















仕事だったし
しかも相手は子どもだったから
出来たことかな、と思ってたんだけど

長年続けてきたこの方法のおかげで
小さい子や動物とのコミュニケーションが
とてもスムーズになってる今がある 








それは
ノンバーバル コミュニケーションという類の
言葉を介さないコミュニケーションの方法

一緒にいればわかるようになるのは
たぶんお母さんと赤ちゃんとか
ペットと飼い主さんとか

ここにある条件というか
法則性があるとすれば
無条件の愛がある関係♡
と言えるかもね






♡型の雲