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今日は私どもの「発達障害を共に考える会」のことを記事にさせていただきます。

「発達障害を共に考える会」というくらいですから、
何かの会合かと思われるかもしれませんが、
こちらは心理カウンセリングの手法を用いた
グループカウンセリングの場です。

この行事には二種類があって、
一つ目は、冒頭に1~2時間ほどのスピーチをやり、
後半で、参加者全員で円卓になり
グループカウンセリングをやるパターン。
二つ目は、ノンテーマフリートークで、
最初から最後までグループカウンセリングをやるパターン。

いずれも参加者は、発達障害の当事者・
ご家族・支援者
のだれもがご参加いただけます。

発達障害の問題は、目に見えなものであるがゆえに、
親子であっても、その実態が中々わかるものではありません。
むしろ、親子や夫婦のような近しい関係の方が、
その本質が見えにくいのかもしれません。

近しい関係というのは、
利害関係も絡み合っていますから、
相手の弱音や取り組みへの取っ付きの悪さを、
簡単に容認することが出来ません。

親は子供に「自立できるようになってほしい」と願い、
つい口から厳しい言葉が出てしまいます。
夫婦なら、生活が掛かっていますから、
例えば配偶者が働けないならば、
「しょうがないですねぇ」とはいきません。

こうして、発達障害者を巡っては、
身近な家族間で、
感情的にまで発展したいさかいが絶えません。

僕自身も、かつては
そんな揉め事に落ちていた、家族の一員でした。
近しいだけに見えない。
発達障害の問題が絡むと、
そこが大きな火種に発展しがちです。

私どものグループには、
成人当事者さんが複数参加してくださいます。
彼らの中には、未だ解決できない問題を
抱えたままできている方もありますが、
ある程度、問題がほどけてきて、
安定就労が叶っている方も来てくださいます。

こうした状態になった方は、
やはり自己理解が進んでおられます。
今現在のことも、過去に問題を抱えていたことも、
その状態を的確に話せるようになっておられます。
また、私どものグループに回を重ねて来続けてくださったことで、
こうした自己開示のスキルが随分と伸びておられます。

そうした方々は、親御さんや支援者さんが困ってらっしゃる事実。
その事実の中で、当事者さんがどんな気持ちでらっしゃるのか。
不可解な行動の裏に、どんな心理や状態があるのか。
そこを、非常に的確にお話しくださいます。

自分の子供や配偶者から聞けば、
「そんなことばかり言って」と聞き入れられない言葉も、
他人から同じような言葉を耳にし、
その言葉の真意や実感をグループワークで聴くと、
こころに染み入る場合があります。

「そうか、そんな風に苦しんでいたのか」
「そんなにしんどかったんやね」
「できないことを、そんなに思い悩んでいたんやね」
そんな思いが、湧いてくることがあります。

僕は思っています。
発達障害の問題は知識を入れるだけでは解決できないと。
こころの芯にまで、その事実が届かないと、
感情的になってしまう自分を抑えることは難しいと。
知識として得たことを「腑に落ちる」まで実感すること
それが「発達障害を共に考える会」の目的です。

どうにも解決できない困難や
ご家族や支援先である当事者さんとの揉め事やいさかい。
そんなものを抱えてらっしゃいましたら、
一度私どものワークの門を叩いてみてください。
どうにも納得できなかった状況の、
その訳が見えるかもしれません。
どうしてそんなことをするの判らなかった
当事者さんの真意が、
少しずつ見てて来るかもしれません。

私どもはいつでもここでお待ちしております。
どうぞお越しくださいね。

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発達障害者支1援団体こころぴあビレッジ 行事ご予約はこちらから】
http://cocopv.jpn.org/yoyaku.html

発達障害を共に考える会
高機能広汎性発達障害の当事者・家族・支援者の
いずれもがご参加いただけます。
共に互いの話に耳を傾け、思いを感じ、
理解を深めていくためのワークです。
「テーマ」を定めてスピーチ付きのワークと、
「ノンテーマフリートーク」のグループカウンセリングのみと、
2通りのワークで開催しています。

2014.12.13
(土)ノンテーマフリートークの日
大阪市内にて
定員25名(要予約)
思いを語り、聴き、感じるワーク。
気付きの時間を味わってください!

家族限定グループワーク
高機能広汎性発達障害のご家族(親族含む)が
ご参加いただけるグループカウンセリングです。
日常を離れ、ゆったりと過ごす時間の中で、
同じ境遇を持つ人たちの中で、
悩みを語ったり、思いを話したり、
分からないことを聞いてみたり。
互いの経験を交換し合う中で、
問題を一つ一つほどいていく・・・。
そんなグループを目指して、開催しています。

2014.11.28(金)
大阪市内の貸し会議室で開催
定員10名(要予約)


父親限定グループワーク
お父さんだけに集まっていただいて、
父親だからこそ感じる悩みや思いについて、
語り聴き分かち合うワークです。
2014.12.05(金)19:00~21:20
平日の夜、枚方と大阪市内にて、交互開催しています。
定員8名(要予約)
ショートスピーチ付「負のスパイラルをいかに抜け出すか」
講師:新田かなと