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課題提出がちゃんと出来ない
課題提出がちゃんと出来ない(2)
課題提出がちゃんと出来ない(3)

1学期の定期試験勉強で、試験勉強はおろか、
提出課題がやり切れずにいた長男。
僕もついつい叱ってばかりの日が続いていました。
しかし、彼を一方的に叱り続けても
問題は解決しないと思い直し、
状況をよくよく分析したうえで、
1学期の最後の面談で、学校に相談を持ちかけました。

どうしても文字を書くスピードの問題や、
集団への指示を聞きもらしてしまう息子に対して、
通常、1週間前に開示してもらえる提出課題のリストを、
3週間前に教えてもらえることで、協力を得ることが出来ました。
(うちの子だけ、早くに教えてもらうわけではなく、
 みんなはすでに授業中に聞いているものを
 うちの子は、集団への指示の通りが悪く、
聞き漏らすので、教えていただく次第です。)


しかし、やるべきはここからです。
折角先生に理解をいただき、
信頼をして協力してくださるのですから、
それで課題が全然できていない・・・では、
次の協力がおぼつかなくなります。

かといって、3週間前にやるべき課題がわかったからと言って、
3週間、僕がガミガミ言い続けてやらせたのでは、
何のために支援を得たのかわかりません。

そこで、夏休みに学習習慣が
しっかりと定着することを、次の目標にしました。
彼の生活習慣の中に、勉強時間が
ルーチンとしてしっかり組み込まれれば、
ガミガミ言い続けなくても済みますから。

うちは家内も働いていますから、
夏休みの昼間は、長男は一人で過ごします。
その期間に、すっかり遊び癖が定着したら・・・。
そんな事態は避けないといけません。

1学期の長男は、親から言われると、
それでようやく勉強を始める様子でした。
それも、何度も何度も言われて、やっと始める感じ。

そこで、塾でもらった彼の実力と、
そのまま努力をしないと、どんな学校に行くことになるか。
そこを丁寧に説明しました。
実際、その学校は通学に1時間も掛かり、
バスと電車を乗り継がなければいけません。

そして、ひとつの目標を一緒に立てました。
家から、バス通学が出来る公立校を目標としました。

単に目標にするだけでなく、
実際校舎まで車で連れて行き、見せもしました。
2学期には学園祭があったので、
そこにも見学に行かせました。
目標を具体化することと、
その先に楽しい学園生活が待っていることを、
判りやすく見せたわけです。

そんな甲斐あってか、以前よりは学習意欲が上がってきました。
前なら、単にやらされている感覚しかなかったのが、
時には、自分から言われなくとも勉強を始める日もチラホラ。
いつもいつも・・・とはいかないのが難点ですが、
「いつまで遊んでるのかな!?」と1~2度言えば、
机に向かうようになりました。

そうして、まずは平日は、1日2時間。
休日は3時間という基準を設定し、
毎日、机に向かう習慣の定着を目指しました。

自分が、何に向かって頑張るのか。
そこがはっきりしてきたことで、
前よりも、とっつきが良くなってきました。

夏休みが終わるころには、
まぁまぁ、習慣も定着してきて、
2学期に入ると、授業後、
運動系のクラブをして疲れて帰ってきても、
毎日、すんなりと2時間は机に向かうようになりました。

「試験前3週間で課題をやるんじゃなくて、
 普段から先生の指示をよく聞いて、
 やり始めておくんやで」
そう言っておきました。
そして、2学期の中間試験3週間前になり、
先生から、課題範囲のリストを頂きました。

いよいよ、2か月ほどかけて作ってきた
習慣的生活の成果を試す時がやってきたのです。
(次の記事に続く)

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