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この記事は、こちらの記事の続きです。
発達障害 想像性の障害をカバーする唯一の方法 ~見えなかったものが見えてくるとき
発達障害 経験の積み上げを阻む特性上の大きな矛盾 ~失敗を恐れるこころ

発達障害の子育ても、
お子さんが思春期~青年期と進んでいくにつれて、
親御さんには、焦りが生じてくるように感じます。
「このままで、この子は自立を果たせるだろうか」
「子供に厳しいことを言えるのは私たち親だけ。」
と、つい口を出さずに居れません。
でも、それが自己否定感を生んでは元も子もありません。
親には、どこまで厳しくして、どこからは緩めるべきか
常にそのジレンマがあるように思います。
今日はそんな記事です。

うちは今、この春、長男が中学校に進みました。
僕の中で、表題に書いた焦りが一番強かったのは、
ちょうど、一年前の今頃だったように思います。

のんびり屋さんな長男の様子に、
「このままでこの子は中学でちゃんとやっていけるだろうか」
と不安に感じ、「ひと言、言っておかねば」
と小言が多かった時期でした。

そして1学期になると、案の定不安は的中します。
新しい学校生活の疲れもあるのでしょうが、
だらだらと自覚のない行動が目立ち、
妻から、何から何まで言われないとやらないことに、
僕も腹を立てていました。

試験勉強では、勉強をやる以前に、
どこが試験範囲かもはっきりせず、
判った時には1週間前で、
膨大な課題の量に呆然とするばかり。

不安が的中して、厳しい言葉が口をついて止まりません。

一方、ただ叱ってばかりではだめだとも判っています。
内心判っていますが、現実は押し寄せてきます。
放っておいても何も変わらないので、
やはり子供に小言を言ってしまいます。
でも、内心、「こんなに叱って、
二次障害を起こさせてはしょうがない」
という不安もぬぐえません。

「一体、どうしたらいいんだろう」
「どこまで言って、どこからは緩めたらいいのか
 誰か、教えてほしい」と悩んでしまいます。

僕はこのブログでも、こころぴあビレッジの活動でも、
発達障害児・者への理解を訴え続けてきています。
彼らのココロの心底にある、
本当の困り感を、どうにかいろいろな言葉を通じて、
お伝えしようと、やってきました。

でも、一方で、自分自身もジレンマを抱える親の一人です。

そんな僕が、今、
自分の中においている基準がひとつあります。
それは、
「子供の人格の根底だけは絶対否定しないこと」と
「子供が何かに挑戦して行こう」
という意欲が失われていないか・・・
そこをしっかりと見定めたいと考えて言います。

二つの記事を通じて書かせていただきました。
発達障害の根幹的困難である“想像性の困難”。
そこをカバーする唯一の方法が、
本人が経験を積んで、見通しを持つ力を伸ばすことだと。

でも、二次障害を起こすと、
”習慣への固着”はきつくなり、
”新しい経験を試すことへの躊躇い”が強くなります。
結果、十分な経験を積むことはできず、
その子の成長は滞ってしまいます。

親のジレンマへの答え。
僕が思うには、”その子の挑戦心”を損なってまで、
責めてしまっては何もならないということ。
これだけは、僕が心がけようと思っていることです。

今日は、親のジレンマについて記事にしてみました。


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発達障害者支1援団体こころぴあビレッジ 行事ご予約はこちらから】
http://cocopv.jpn.org/yoyaku.html

発達障害を共に考える会
高機能広汎性発達障害の当事者・家族・支援者の
いずれもがご参加いただけます。
共に互いの話に耳を傾け、思いを感じ、
理解を深めていくためのワークです。
「テーマ」を定めてスピーチ付きのワークと、
「ノンテーマフリートーク」のグループカウンセリングのみと、
2通りのワークで開催しています。

2014.12.13
(土)ノンテーマフリートークの日
大阪市内にて
定員25名(要予約)
思いを語り、聴き、感じるワーク。
気付きの時間を味わってください!

家族限定グループワーク
高機能広汎性発達障害のご家族(親族含む)が
ご参加いただけるグループカウンセリングです。
日常を離れ、ゆったりと過ごす時間の中で、
同じ境遇を持つ人たちの中で、
悩みを語ったり、思いを話したり、
分からないことを聞いてみたり。
互いの経験を交換し合う中で、
問題を一つ一つほどいていく・・・。
そんなグループを目指して、開催しています。

2014.01.10(土)
大阪市内の貸し会議室で開催
定員10名(要予約)
※1月の家族限定GWは、土曜午後開催(スピーチ付)です。

父親限定グループワーク
お父さんだけに集まっていただいて、
父親だからこそ感じる悩みや思いについて、
語り聴き分かち合うワークです。
2014.12.04(木)19:00~21:20
平日の夜、大阪市内にて、開催しています。
定員8名(要予約)
ショートスピーチ付「負のスパイラルをいかに抜け出すか」
講師:新田かなと