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今日は、発達障害の二次障害について記事にしたいと思います。
何かというと、二次障害の忘れ物…というテーマです。

二次障害が悪化すると、
発達障害を持つ子たちは、学校に行きしぶったり、
やがては引きこもってしまうこともあるようです。

自閉症には、元々、その根本に習慣への固着があります。
でも心身が健康なら、少しずつ新しい挑戦もできます。
挑戦がその人の習慣を広げ、
世界を広げ、経験が積み上がり、成長していく。
こういう風に進めば、成長曲線は右上がりです。

一方、負のスパイラルに陥ると、
新しいことをやりたがらず、
成長に必要な経験が出来ず、
結果、成長発達はますます滞ってしまいます。

こうした状態は、ひどい場合、
大人になるまで変わらず続いてしまいます。
今現在、40代、50代の方に、
そのまま引きこもり続けてしまった方もいらっしゃるようです。

さて、私も多くの親御さんから、
こうした状態への嘆きの声をお聞きしてきました。
出口の見えないスパイラルにもがくご家族。

そんなお話をたくさんお聞きする中で、
ひとつの共通点を感じ始めました。

それが二次障害の忘れ物です。
何かというと”自己効力感”の忘れ物です。
この言葉は、人の成長段階に必要なプロセスとしての用語です。
定型発達の子たちであれば、
順調に成長している場合、
10歳程度でこれを獲得するといいます。
そこが獲得できずに思春期~青年期に進んでしまう。
僕はこれが二次障害ではないかと思っています。

よく、二次障害を克服するには、
自己肯定感”を取り戻せばよいといわれます。
よく使われる言葉ですが、
子どもたちが自分を肯定するために、
では何をしてやればいいのかと、途方に暮れてしまいます。
「自分を肯定できるようにするって!?」

”自己効力感”は、”自己肯定感”と似ているようで、
ちょっと違います。
言葉にするならば、
何か新しい課題に出くわしたとき、
「これなら僕にも、できそう」と意欲がわく力
のことを言います。
自己効力感は、それまでの成功体験が作り出す力です。
過去にできたことに、少しステップアップした課題が
「それなら、やってみよう」という意欲を生みます。

引きこもってしまっている方たちが、
親御さんに投げる言葉があるといいます。
「僕に出来ることなんて、いったい何があるの?」
僕は、これは、自己効力感を身に着けることが出来なかった状態。
つまり、二次障害の忘れ物ではないかと考えています。

さて、先ほど自己効力感は、
一般的には10歳で獲得できると書きました。
でも、決して、10歳でないと獲得できないわけではなく、
何歳で獲得しても、それはOKなのだそうです。

たとえ、20代でも、30代でも、40代でも、それ以降です。
どの年齢でも獲得は可能だし、
その人の人生において、遅いということはない
そうです。

「自己肯定感を取り戻しましょう」と言われても、
一体何をしたらいいのか、雲をつかむようです。
でも
「自己効力感を育みましょう」なら、
小さな成功体験を積み重ねて、
少しずつその方の自信を回復していけばいい
らしいのです。
これなら目標か定まりそうに思いませんか。

今日は、二次障害の忘れ物・・・について、記事にしてみました。


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