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「なぜ、あんなことをしたの」
と問われたら、「咄嗟に・・・・、なんとなく」
ということが、定型発達者には少なくないように思います。
そのように行動して
“普通は”と言われる行動がとれる定型発達者。
でもこうしたことは、発達障害の当事者さんには
理解が難しいといいます。
今日はその違いについて記事にしてみたいと思います。

定型発達者にとっての行動の判断基準は
得てして「なんとなく」だったりします。

仕事などをしていると、
人は常に、ミスを避けるためのチェックを頻繁にしています。
何かの行動をする前にチェック。
行動を済ませて、最終完結させる前にまたチェック。
しかし、僕自身もそうですが、
ミスを見つける瞬間は、
案外、“カン”が働いていたりします。

「なぜ、その瞬間、怪しいと思ったのか」
と人から問われたなら、
得てして「なんとなく、怪しいと感じた」
としか答えられないものです。
僕はこれが、定型発達者の抽象志向ではないかと思っています。


集団の中に居る時も、
そこの不文律から外れないように、
何かと気遣いをして行動選択をしています。
「なぜ、あの時あなたは、自制できたの?」
と問われても、その瞬間の気持ちを問われたなら
「ふと、やめておいた方がいいと思ったんです」
としか説明がつかないことも、多々あると思います。

三人で会話をしているときに、
こうした問いが飛んできたとき、
そのうちの二人が目配せをしながら
「だってねぇ~~」と言い合っている光景があります。
定型発達者は、互いの抽象志向を、
更に一緒に共有できたりするようです。
言葉で表さずとも、「だってねぇ・・・」の先に、
同じものを思い浮かべることが出来るようなのです。

あとで理由を考え直せば
「あの人に起こられるかもしれないと思った」とか
「みんなから、冷たい目が飛んできそう」とか、
それなりの説明はできるのでしょうが、
いつもそんな風に論理思考をしているかというと、
案外と、抽象的に感じたことを、
言葉に置き換えぬままに行動していることが多いと感じます。

一方、当事者さんとお話をすると
「そこを、言語化して教えてほしかった」
という言葉に出会うことが多々あります。
「なんとなく」では動けない。
それでは判断の決着をつけにくい。
そこが、発達障害者の論理思考のように、感じます。

このあたりに、当事者さん達が
「普通にしておけばいいのよ」と言われて
戸惑う理由がありそうに思います。

このテーマについては、次の記事にしたいと思います。
今日は、定型発達者の中小志向と
発達障害者の論理思考について記事にしてみました。

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