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「そんなの普通にしておけばいいのよ」
親御さんからそういわれて、
何を自制し、何を心掛けて行動したらいいのか、
そこを戸惑ってしまう当事者さんの姿があります。
そこには彼ら特有の言語化による論理思考があるように思います。
今日はそんな記事です。

「そんなの普通にしておけばいいのよ」
「お願い、普通にしてて」
そんな言葉を親御さんから投げられたことのある当事者さん。
決して少なくないようです。

集団の中でポツンと浮いてしまう彼ら。
彼らにはなぜ自分が浮いてしまうのか、
中々理解が難しいとおっしゃいます。

「気が付いたら、いつもひとり浮いてしまっている」
「学生時代、毎年春は友達が出来たと思う。
 でも、3か月もしないうちに、
 段々、周囲から人がいなくなり、
 彼らは、仲間でつるみだす。
 気が付けば、私は一人になっているんです」
当事者さんからは、痛切な思いが語られます。

「普通、そうでしょう」
「普通、ありえないよね」
いつかしら、僕らをこんな言葉でしばる社会になっています。
実は、この言葉、定型発達者もしんどいんです。
“普通”と言われる範囲を超えないために
気遣いや気苦労を重ねる。
これは定型発達者にも楽なことじゃないんですよね。

でも、定型発達者は、
その“普通”が全く見えずにいる訳ではありません。
なんとなく見える範囲の中にいることがしんどい。
一方、当事者さん達は、
「自分たちには見えもしない範囲に居続けるなんて、
 到底、出来ようもないし、
 そこを求められると、どうしようもない」
そう感じさせてしまうようです。

「あの時、僕らがどうすればよかったのか
 言葉で説明してほしかった」
「判るように、言葉で伝えてほしかった」
こうおっしゃる当事者さんは、まだ、
「言葉で伝えてもらえれば、自
 分たちにも心掛けることが出来る」
と、自己理解が進んでおられるように思います。
こういうことを、周囲に伝えることもできず、
ただ戸惑っている当事者さんも、
きっと沢山いらっしゃるのでしょう。

“抽象志向”に難をきたすというのは
想像以上に苦しい人生なんじゃないかと、
僕はつくづく思っています。

今日は”普通”を求められることに戸惑う
当事者さんの姿を記事にしてみました。

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発達障害者支1援団体こころぴあビレッジ 行事ご予約はこちらから】
http://cocopv.jpn.org/yoyaku.html

発達障害を共に考える会
高機能広汎性発達障害の当事者・家族・支援者の
いずれもがご参加いただけます。
共に互いの話に耳を傾け、思いを感じ、
理解を深めていくためのワークです。
「テーマ」を定めてスピーチ付きのワークと、
「ノンテーマフリートーク」のグループカウンセリングのみと、
2通りのワークで開催しています。

2015.01.10
(土)
特性理解のためのワーク 第1回目

テーマ「発達障害 支える側に起こるこころの葛藤」
講師:新田かなと

[開催概要]
http://cocopv.jpn.org/think.html
大阪市内にて
定員25名(要予約)
思いを語り、聴き、感じるワーク。
気付きの時間を味わってください!

家族限定グループワーク
高機能広汎性発達障害のご家族(親族含む)が
ご参加いただけるグループカウンセリングです。
日常を離れ、ゆったりと過ごす時間の中で、
同じ境遇を持つ人たちの中で、
悩みを語ったり、思いを話したり、
分からないことを聞いてみたり。
互いの経験を交換し合う中で、
問題を一つ一つほどいていく・・・。
そんなグループを目指して、開催しています。

2014.01.10(土)
大阪市内の貸し会議室で開催
定員10名(要予約)
※1月の家族限定GWは、土曜午後開催(スピーチ付)です。

父親限定グループワーク
お父さんだけに集まっていただいて、
父親だからこそ感じる悩みや思いについて、
語り聴き分かち合うワークです。
2014.03.13(金)19:00~21:20
平日の夜、大阪市内にて、開催しています。
定員8名(要予約)
ショートスピーチ付「演目未定」
講師:新田かなと