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以前、「発達障害の三つの自己不一致」という記事を書いたことがあります。
当事者さんの感情と行動と身体症状における「自己不一致」です。
(改めてみると、もう5年も前の記事でした・・・笑)
さて、今日は発達障害の親子間に起きる「不一致」について、

書いてみようと思います。

 

私と娘は、もう、いつかココロとココロをやり交わすことなんてないのかな?
 そうとしか思えないけど、そう考えると悲しいです。

ずっと以前、グループカウンセリングで、

あるお母さんがつぶやいた言葉です。
このお母さん曰く、

「母親と娘って、特有のきずなで結ばれてるっていうじゃないですか。

 中には、“一卵性親子”なんて呼ばれる親子もいますよね。

 でも、ウチにはそんなこと、夢のまた夢にしか思えないんです。」と。

 

このお母さんは、とてもキッチリとした方です。
お話しする限り、とてもやさしいお人柄で、

信頼できる方だなぁと、感じます。

もう、長いおつきあいをしていますので、
それは間違いないところです。

でも、きっとキッチリしているがために、

お子さんの失敗を寛容には見れなかったのでしょうか。
あるいは、いつも自分自身が

周囲の目に対してキッチリしてきたことを、

そのまま娘さんにも求めてしまったのかもしれません。
でもそれは、娘さんにとっては
出来ないことを無理強いされ続けた日々だったようです。

前思春期あたりから、反抗が強くなり、
やがて、暴言が出始めたそうです。
お母さんが何か言おうとすると

身構えるように、顔の表情もこわ張るといいます。

悲しいかな「熱心で無理解な支援者」になってしまっていたのでしょうね。

親のココロ子知らず、

とも言いますが、

発達障害の場合は、

子のココロもまた、親知らず・・・

もあるのでしょう。
冒頭のお母さんの言葉には

「あの頃、娘の気持ちに気づいてやれたら」

という深い後悔の念がこもっていました。

今、このお母さんは、グループワークに来られる新しい参加者に

「どんなことがあったにせよ、どんな思いがあったにせよ、

 親子関係を悪くしてしまっては、将来にずっと響きますよ。

 どうか、親子関係を悪くしないようにだけは、

 今、気を付けてくださいね。」

とおっしゃっています。

今、この母さん娘さんには、悲しい「不一致」があります。
お子さんには、出来ないことを叱られるづけた悲しみがあり、
お母さんには、自分の子を思う気持ちが届かなかった悲しみがあります。
しかし、お母さんが過去を悔い、

なんとか子どもの思いをわかりたいと思ってらっしゃる今。

今がそうなら、きっといつか
「ココロとココロをやり交わす・・・」

そんな日が、来ると、僕は考えています。

時間は掛かっても、その思いはきっとお子さんに届くことでしょう。
そんな日を、僕も願うばかりです。

 

今日は、親子の自己不一致について、記事にしてみました。
 

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